ママには言えない

  • 主婦の友社
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本棚登録 : 48
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784072589397

作品紹介・あらすじ

「幸せな家族」の仮面の下には恐ろしい秘密が隠されていた…実父からの虐待、妊娠、自殺未遂。でも母は決して認めようとしなかった。すべてを乗り越えていま過去と決別する勇気あるひとりの女性の物語。全英ベストセラー1位、感動のノンフィクション。

感想・レビュー・書評

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  • ただ黙って苦しみに寄り添ってくれる、私にとっての救いの書。翻訳も良い。

  • 最後までつらい
    願っても・頑張っても
    裏切られてしまう
    それでも愛さずにはいられない
    これほどまでに救いはないのか

  • 母親は『残酷な神が支配する』のサンドラと似たタイプで、自分の幸福と理想の家庭のために子どもを生け贄にする、見て見えないふりをする傍観者かつ共犯者。実父なところが更に闇が深いと思う。
    裁判にもなるが、トニが周囲の人々に阻害され居場所をなくし、自殺を図る場面はとてもつらい。

    この父はやたらハンサムだと形容されているのだが、同じ英国のバンド、ロストプロフェッツのイアン・ワトキンス(幼児性的虐待)を思い出す…。

  • 「嘘であってほしい」と、唯願いたくなる。
    父親に性的虐待を受けながら、母親にも裏切られ続けた少女の
    過酷な半生について綴られた本。
    父親の子どもを身ごもり、堕ろし、二度と子どもを宿せなくなった彼女に
    世間はひたすら冷たい。
    ほんの数十年前、イギリスでもこんなことがあったのだ。
    カミングアウトし、描ききった彼女の強さを思った。

    こういう物語が、リアルに世界中で日々展開されているはずだ。
    私の目に触れないだけで。
    それを思って、居ても立ってもいられない気持ちになる。

  • 実際にあった、少女時代父親に虐待された体験記
    背筋が凍るほどの恐ろしい体験が生々しく記されています
    少女時代から父親に強いられてきた性行為の数々…
    それでも勇気を出し、周囲に打ち明けた著者は本当に勇敢です
    そしてその辛い少女時代を送りながらも
    今その体験を書物にした著者の気丈さは素晴らしいもので
    心打たれました

  • 著者の子供時代の虐待の記録。
    愛されるべき少女が酷い仕打ちを受けた。
    絶対にあってはならないこと。
    子供にとって、特に母親からの愛情は大切。
    だから、この裏切りはあまりにも残酷。
    かわいそうでならない。

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