- Amazon.co.jp ・本 (536ページ)
- / ISBN・EAN: 9784073120247
感想・レビュー・書評
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作品解説(カバーより):川崎涼介は、廃墟となったビルの屋上から転落し、意識を失った。見知らぬ家で目覚めた涼介は自宅へと向かう。だがそこで目にしたのは、自分の葬式だった―。浦和涼介は、帰宅途中に見知らぬ若者の転落事故に遭遇する。惨事に直面し、気を失う涼介。不可解な記憶喪失の、それが始まりであった―。川崎亜季は、まるで亡き兄のように振る舞う見知らぬ少年に困惑していた。だが彼女は知る事になる、自分に迫る危機と、自分を護ろうとする“心”を―。
仮想現実(クリス・クロス)、時間移動(タイム・リープ)ときて、3作目は人格交換(ちょっと違うかな)です。前作の出来が良すぎるため、色々と目につくシーンがあるが、決してつまらないということはないですよ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ライトノベルとしてはかなり良い出来だと思います。文章は読みやすいし設定も好きです。この作家さん好きなのに、なんでこんな新刊出ないんだろう・・・
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分厚い本だけど、ほぼ一文ごとに改行されてるのでスラスラ読めた。タイム・リープの二番煎じという印象が否めなかった。
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今となってはそれなりに古い本ですが、普通に楽しめました。
最後が泣ける。
結局のところ、幽霊でもなんでも死んでしまえばおしまいなのだなと。
北高の人達が出番の割にすごくかっこよかったです -
ページ数は長めですが非常にスピード感があり
面白い本でした。
二人の涼介、そのうち一人は
犯罪組織により銃で殺されてしまいます。
しかしながらその魂は目撃した
同じ名前な涼介に時折入り込み…
謎解き要素も絡む本です。
最も謎解きの部分はさほどウェイトは
占められていませんので容易に解けるとは思いますが…
最後の瞬間が涙を誘います。
本当、不運だったですね… -
平成生まれが読んだら臭すぎてゲロ吐いてしまうような小説。
キャラクターの性格設定が昭和50年代かよといいたくなる古臭さぶり(信じられないことに全員)なので吃驚。特に不良キャラは酷過ぎる。目眩がした。
コレを1990年代後期にどうやって書けたのか本当に謎だ……。
とりあえず、昭和生まれで助かった……。
そこを除けば、本当にテンプレのようなストーリー展開だがテンポよいし普通に面白い。設定に絡めた落とし方するし(物語的にも、トリック?的にも)。 -
川崎涼介は、廃ビルの屋上から転落し、意識を失った。
次に目覚めた時、彼の姿は見たことも無い別人で、自分の家では自分の葬式が行われていた。
浦和涼介は、帰宅途中に見知らぬ若者の転落事故に遭遇する。惨事に直面し、気を失う涼介。
それから頻繁に、彼に不可解な記憶喪失が起こるようになった。
川崎亜季は、先日廃ビルから墜落死した兄のように振る舞う見知らぬ少年に怒り困惑していた。
だが彼女は、兄の死の謎に迫る危険を解明するため動き出すことになる・・・二人の「涼介」と奇妙な二人四脚とも言うべき協力体制で。
なんとなくありがちな展開、と言ってしまえばそれまでだけど、二人の人格の交代ぶり、お互いのコミュニケーションというか、心の交流や両方を知っている亜季の立場など、うまいことまとめているという感じ。タイムリープの時も思った、上手い構成。しかし涼介(真面目ver)、後半活躍しすぎ!もっと最高にヘタレでないと不自然・・・ -
1人の人間の中に、他人の意識が存在する。
面白かったな。