薬屋のひとりごと 14 (ヒーロー文庫)

著者 :
  • 主婦の友社
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本棚登録 : 1101
感想 : 46
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  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784074557752

作品紹介・あらすじ

中央に戻り、外廷の医務室勤務になって医官たちの仕事を手伝う猫猫。後輩もでき、新しい部署にも慣れていく。しかし猫猫たちが不在の間に、宮廷では妙な派閥争いが起きつつあった。正しき血統を維持しようとする皇太后派と、新しき流れを作ろうとする皇后派。安氏と玉葉の意思とは裏腹に、周りは次第にきな臭くなっていき、特に若い武官たちの間では、傷害沙汰が繰り返されていた。そんな中、猫猫は姚に頼まれて「名持ち」の一族の会合に参加することになるのだった。

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。なんと、冒頭の人物紹介から舒鳧(じょふ)がいなくなった、、(がっくり)
    しかし、口絵の1枚に羅半兄の銅鑼をならしているのは舒鳧であると思いたい(くちばしに黒い点はないが)
    姚&燕燕と羅半の差金で名持ち会合とやらに出張るハメになった猫猫。前巻からの”落胤”がらみの流れで、辰と卯の一族の問題をとくことになる。姚にちょっかいかける辰のくそ野郎がくそ。そして、卯のクソ野郎もくそだが、才能は分けて考えてくれる能力重視社会のすばらしさを感じる。好き嫌いと向き不向きは別だと私も思う。
    華佗の書が気になる。
    猫猫実家妓楼では梅梅が引退、女華が半引退でやりて婆の補佐を始め、白鈴は李白待ち、薬屋も次世代が育ちつつある。


    >懐古主義と言われると癪だが、
     猫猫はひとつの時代が終わる空気を寂しく思った。

  • 待望の新刊。
    読み応えあり。

    「名持ち」の一族の集まりから始まる。
    女華と天祐の繋がり。
    そして最後は雀さんが登場。
    なんだか純は好きになれないな。サイコパス的な感じなのかな。

  • 13巻で匂わされてた派閥争いが猫猫たちの目に入るところまで表面化してきた14巻。
    皇族のご落胤の噂が発端で、猫猫の姉ちゃん的存在である女華のもとにも盗人が入るなど、宮廷の外へも影響が出ていますが、はてさて…

    名持ちの会合というイベントで、それぞれの一族が政治的な思惑を交わす中、猫猫属する羅の一族の変わり者具合が際立っていてにまにましちゃいました。
    各一族のあいだの関係性も見えてきて、物語の奥行きがまた一段階深まりました。

    本筋ももちろんおもしろかったのですが、超不憫なあの人が恋をしたということで、これからの展開に期待せずにはいられません。
    そして、最後の最後でとんでもなくヤバそうな師弟関係が結ばれ、今後彼らがどんな暗躍を見せるのかも注目せずにはいられない…
    次巻がますます楽しみになってきました。

  • 貴族的な立場の方々ご紹介〜って感じで、いよいよって予感をさせる巻。ちょっともたついて話広げまくっちゃったかなって感じでもある。人気シリーズの宿命かも知れない。
    次巻で怒涛の展開を期待したい。個人的なタイミングではあるけど細切れに読むには良かった

  • もう14巻
    色々な人間関係が絡み合い毎回楽しく読んでます
    猫猫の気持ちも少しずつ素直に?なっていき
    先が楽しみなシリーズです
    雀と猫猫の絡みを増やして欲しい!

  • 物語が少しは進んだのか?伏線の一つは回収された回だったように思う。今後のろくでもない師弟関係が気になるところではある。

  •  前回の女華の件、王芳の件がこんな大きいことにつながってしまうとは。。。どうか大きな波がまた来ませんように思ったけど雀さん暗躍してるみたいだから、ちょっと安心することにするね。
     猫猫が一つの時代が終わってしまうと思ったとこがかなり印象的だったし、まじで李白さんは両思いだし相性良すぎるから頑張ってほしい。頑張ってほしいといえば、羅半兄のまさかすぎる展開wwwいやそうだよね盗賊とかに比べたらね。おやいつも以上にかっこいい羅半兄??と思ったらそういう展開になるとは思わなかったし、ますます姚の将来が。。。
     華佗の書の件はまた大きな展開が待ってそうだなあ。。。

    そして壬猫ですけど、水蓮さんの外堀の埋め方ww声出して笑ったよ。しかもまた狩りなんですね(3巻以来の)。本当にアニメ見てたので、アニメの方が初々しいですね(まあ内容的に2巻までなので)。でも流石にその担ぎ方は良くないと思いますww

  • 今回は壬氏と猫猫の恋の進展はほぼ無かった。今回も雀さんの暗躍がまさかの方向に(笑)!!

  • おもしろおんよ!
    もう14巻にもなるのに面白さは衰えることなくむしろまたさらなる展開で面白さが増してるから薬屋は凄い!
    前巻でかなり気になる展開になってた女華や天祐が実は皇帝の末裔なのでは問題が今回はメインになって、その謎が明らかになる。
    やっぱり末裔だったの!?
    な、展開から一応このままこの事はそっと置いておくみたいになったけど、今後どうなるのか…
    あと、馬せん(漢字忘れた…)の恋の行方も気になる。

  • 皇族の落とし胤というか末裔に関する複数の出来事が重なって、なにやら大きな事件が始まる予感がする、そんな巻。

    猫猫的には相変わらず巻き込まれ体質で、医官見習の仕事も忙しくて、そんな合間に探偵の仕事も二つばかりこなして、うん、通常営業だ^^
    いやまあ、華佗のお宝探しに火事の中飛び込もうとするのは流石猫猫だと思ったけど笑。

    ただ、今回は壬氏との絡みはあまり多くなく、そちらの進展はなかった。いや、むしろ壬氏の方が乙女だった爆 

    さて皇太后派と皇后派の対立、それに皇族の末裔を探すものたちの思惑は、どうなっていくのだろうか?
    次あたり本当にヤバい事件が起こりそう。

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著者プロフィール

福岡県出身。小説家、ライトノベル作家。2012年に「小説家になろう」に投稿していた『薬屋のひとりごと』が書籍化され、デビュー。同作は2種類のコミカライズされ、ねこクラゲ作画の作品は「次にくるマンガ大賞2019」でコミックス部門の1位、倉田三ノ路作画の作品は「Google Play Best of 2019」のユーザー投票部門にノミネート。23年にアニメ化された。

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