冒険の森へ 傑作小説大全 20 疾走する刻 (冒険の森へ 傑作小説大全20)

  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (608ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784081570508

作品紹介・あらすじ

ジャンルを越え、小説の面白さをとことんまで追求した画期的アンソロジー。間に合うか? 時間こそが最大の敵! 第4回配本、第20巻『疾走する刻』は、刻々と迫る時間との闘いに挑む主人公たちの物語、9編!

●編集委員 逢坂剛 大沢在昌 北方謙三 船戸与一 夢枕獏

「冒険の森へ」では、長編36編については、ゆるやかなクロニクルを形成させたつもりだ。
福井長編は2000年8月刊であり、かろうじて20世紀に間に合った。
それにしても、馬に乗って疾走する作品がないのはなぜか。
ロケットが宇宙空間を駆ける作品もない。
ないはずはないのだが、時すでに遅し。
あ、疾走といえば「走れメロス」を忘れていたぞ。
邪悪に敏感なメロスは、暴虐無謀なるこの「冒険の森へ」に激怒しているはずだ。

[収録作]
【長編】
宮部みゆき「スナーク狩り」
福井晴敏「川の深さは」
【短編】
海音寺潮五郎「男一代の記」
佐々木譲「鉄騎兵、跳んだ」
【掌編】
眉村卓「走る」
景山民夫「ポルシェが来た」
中島らも「自転車行」
船戸与一「深夜ドライブ」
北方謙三「高速道路」

感想・レビュー・書評

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  • ショートストーリー5編、短編2編、長編2編を収録。腕が折れそうになるくらい分厚く重い本ですが、2つの長編だけで、2冊分の分量があるので、当然です。そのことに驚きましたが、コレってアンソロジーというより、全集なんですね。なるほど、納得です。冒険というカテゴリの全集は、難しい企画だと思うのですが、集英社90周年記念で、やっちゃたんですね。番号順でなく、飛び番で出ているようです。

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

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