- Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
- / ISBN・EAN: 9784083140273
感想・レビュー・書評
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樋口一葉は名前と「たけくらべ」くらいの知識しかなかった。困窮の生活と24歳という若さで亡くなったと初めて知った。もっと長く生きていれば、たくさんの名作が生まれたんだろうなと思うと残念。努力家だったので、もっと称賛を浴びれたらよかったのに。。
この時代は、女性の社会進出も恋愛も自由じゃなかったけど、樋口一葉の小説はこの時代だから生まれたんだとも思う。
マンガは読みやすくて引き込まれた。
同シリーズも読んでみたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「ちびまる子ちゃんの」とありますが、この本でのちびまる子ちゃんはナビゲーター役でメインのマンガは別の方が描いています。
が・・・このマンガ、学習漫画でありながらめっちゃクオリティが高い!普通にコミック雑誌に載ってそう、と思ったらマンガ担当は高橋由佳利さんという方。「りぼん」や「マーガレット」で80年代に活躍されてて、最近では「トルコで私も考えた」を描いた方でした。納得。
絵柄も見たことあるから私の知ってるマンガ描いてないかなと思ったら「なみだの陸上部」の作者さんでした。
樋口一葉の生涯はなんとなくさらっと知っていましたが、このマンガは分かりやすい上、生涯のエピソードがピンポイントで臨場感たっぷりに描かれてあるから私も楽しく読めましたし、これは高学年~の女子も楽しく読めると思います。
最近の学習漫画もマンガのクオリティが上がってきてるほうだとは思いますが、やっぱりこれぐらいの質のマンガが読みたい。いくら勉強になると言っても、おもしろくないマンガは読みづらいですしね、大人も子どもも。
樋口一葉と言えば「たけくらべ」そして、「たけくらべ」が誕生した背景についてかなり詳しく描いてくれていました。その中でどうしても避けては通れないのが「吉原遊郭」を読者層である子どもにどう解説するか。
かなり難しいところだと思いますがこれ以上は説明できないギリギリの解説。
「貧しい少女たちが売られてきて男たちを楽しませる世界」
たしかにこれがギリギリラインかな、と思います。でもこの説明にさらに疑問に思った子に説明を求められると大人はちょっとツライかも。
ちびまる子ちゃんやアラレちゃん、「こち亀」両さんがナビゲーションする「満点」シリーズってチェックしたことはなかったのですが、これを機にいろいろ探してみようかな。 -
非常に読みやすかったです。樋口一葉はペンネームで、本名は なつ という可愛らしい名前なんだと知りました。
女性作家が活躍する時代を切り拓いた一人だったということを知りました。
街で見かけたある男女をモデルに、代表作となる『たけくらべ』を書いたんだなと思いました。
美しい文章を書く樋口一葉の作品を読んでみたいと思った。 -
名前しか知らなかった樋口一葉さん。若くしてなくなった方だったんですね。女性という、当時にしてみれば非常に弱い立場でありながら、貧しさと戦いながら小説への純粋な気持ちを持ち続けて生きた人。今度、作品を読んでみようと思いました。
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樋口一葉さんのことは本当に何も知らなかったけど、この伝記のおかげであこがれるようになった。一葉の芯の硬さや、努力する姿勢は、すごくきれいな絵画や彫刻をみているように感動した。 またまるちゃんとかわいい絵のおかげでこの本がとても読みやすかった。