うたかた ―あさぎ色の風― (あさぎ色の風シリーズ) (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086007139

作品紹介・あらすじ

元治元年(一八六四)九月。佐久間象山の息子であり、勝海舟の義理の甥にもあたる三浦啓之助が、新選組に入隊した。暗殺された父の仇討ちを目指す啓之助のため、剣の指導を任された沖田総司だが、出会った瞬間から奇妙な違和感を覚える。何かが歪んでいるようで不安を感じていたある日、彼が松原忠司に斬りかかり…!?(第二話・覗きからくり)幕末を駆け抜けた新選組番外編、他三編収録。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ5

  • 沖田さんわがままかわえええ

  • 番外編。
    シリーズものは、土方か沖田の語りだったが、こちらは近藤や斎藤一もあり。
    伊藤甲子太郎に加わることになった斎藤の心情はどうだったんだろうと、いつも思う。

  • (シリーズ通しての感想で)沖田さん視点、土方さん視点で話しが進みます。沖田さんと土方さんの会話が楽しいです。それと伊庭さんもたくさん出て来てその2人も良かったです。特に最期に沖田さんが伊庭さんに頼む事は、この話の中では伊庭さんがどうしたかまでは出て来ませんが、最期知ってる人なら涙です。

  • あさぎ色の風シリーズ番外編。
    第4話の斉藤一の話がお気に入り。斉藤の間者っぷりが! 総司とのやりとりとかがもう! 藤堂夏央流・斉藤一がどのように新撰組に戻っていくのかもみたかったなー。

  • あさぎ色の風の短編集。<BR>
    まず最初は土方が主人公の話で、伊庭八郎との出会いが描かれています。それにしても……土方さんでも落とせない女がいたとは――。<BR>最後の言葉には沖田に対する熱い友情と、武士になるという熱い決意が込められているようで、何とも彼らしいコメディタッチながらも熱い作品で好感が持てました。<BR>第二話は沖田が主人公の話。三浦って奴は最悪ですね。<BR>最後、沖田してやったりのところはかなり読んでいて清々しくて良いですねー。<BR>にしても、あんな逢引みたいな誘い方ってありかな?<BR>沖田だからそう聞こえるのだろうか。これが土方さんの口調だったら絶対、笑って読めませんもん(笑)<BR>第三話は近藤勇の話、彼の最後の言葉。かなり痛かったです。史実を知っている分だけ余計に……。<BR>さんご珠の絆というタイトルもまさしくこれに相応しい気がして、前の二作品と違い、悲しい気持ちになりました。でも決して後味が悪いわけでもなく……ほどよい苦味?みたいな感じです<BR>第四話はびっくり斎藤さんが主人公。<BR>抗議するのが沖田だと、なぜかちびっこみたいで可愛く聞こえる。<BR>まあ、それはおいといて。斎藤一祝ダブル間者!私は彼の見事なまでの間者っぷりと、新撰組のダンダラと御陵衛士の服を比べ、戻りたいと願う切なさ。<BR>武田観柳斎の暗殺は、斎藤という設定で少し寂しさと言うか、良い意味での虚しさを感じました。<BR>全体的に良質で、また歴史にそいつつ入れるフィクションが素晴らしい。<BR>爽やかだけど熱い漢のドラマを見たって気がしますね。

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