喪の女王 4 流血女神伝 (流血女神伝シリーズ) (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086008037

作品紹介・あらすじ

バルアンから逃れるために修道女となり、首都ガンダルクを訪れていたカリエは、深夜、理由も告げられず呼び出される。ミゼーマ宮の図書館で待っていたのは、ユリ・スカナの偉大なる女王バンディーカだった。バルアンに引き渡されるのでは、と警戒するカリエに女王は自分の過去を語りだす。にじみ出る知性と強い意志に圧倒されるカリエだったが、やがてある違和感を覚えはじめていた-。

感想・レビュー・書評

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  • 修道女となり首都ガンダルクを訪れていたカリエ。
    深夜に呼び出されたミゼーマ宮の図書館で、ユリ・スカナの女王バンディーカと対面する。

    ユリ・スカナ王家が…(-_-;)
    ネフィシカが怖すぎ。まさか母親を女神への贄にしちゃうなんて…
    そこまで親子がこじれちゃってたのね…
    さらに今回はイーダルの出生が明らかに…そのことが、イーダルの心に影を落としてたのか(>_<)

    さらに、ラストはカリエがピンチ。
    続きがめっちゃ気になります!


  • ネフィシカの狂気じみた雰囲気が不気味で… 心が弱った人が宗教は救いになるけど行き過ぎるとちょっとな
    それに加えてイーダルの歪みは驚いたけど、でも彼ならそれさえも上手く付き合うんじゃないかと思った 国民を愛さずとも愛すべき人が誰かいるならその為に戦えばいいと思うので
    3人のうちでグラーシカが一番バンディーカに似てたなあ 不器用で少女なところがあって、弱さを隠そうとして自分を大きく見せて
    だからこそ母親と同じ道を辿って欲しくない

    そしてサルベーン、君さぁ…!って気持ちになった!!ラクリゼがいるでしょ!って毒づくカリエに共感
    カリエはどの国でも引きずり出されるんだねちょっとお気の毒だけどこれからどんな風に戦っていくのか気になる

  • バンディーカ女王劇場,彼女の退場とネフィシカの時代が始まる.

  • 61:どろどろ。

  • 王族である家族の絡みがちょっと物足りない。。

  • イーダル!なんという過去を持つ男・・・・。ネフィシカ姉さんは静かに狂ってきてるし。
    一番まっすぐで不器用なのが実はグラーシカなのかもねえ。
    守るものができて強くなれるけど、不安定にもなるのね。
    極めつけにサルベーン。彼も救われたさから逃げられないのね。
    盲目でない強さを、流れを読める強さを求める。

  • バンデーカ女王、凄烈に生きた。ユリ・スカナに身を捧げ。けど黄昏は訪れる。偉大すぎる母を持つ子供たちはそれゆえに重荷を背負い。けど、イーダルがここまでとは・・。けど、出自からすれば・・。

  • シリーズ21作目。ユリ・スカナ編。

  • 8月31日 読了

  • 修道院に入り修道女となったカリエ。首都ガンダルクに来ていたが、深夜にミゼーマ宮に呼び出される。そこで待っていたのは、ユリ・スカナ女王バンディーカだった。バンディーカとの話は弾むが、途中で彼女に異変が起こり・・・。
     紫の瞳の変人の一人、イーダルが本性を表しました。だまされました。確かに『キル・ゾーン』のエイゼンは紫の瞳の変人だったし、『ブラック・ベルベット』のルヴィエもそういえばちょっとね・・・。次はどんな変人でしょう。

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著者プロフィール

『惑星童話』にて94年コバルト読者大賞を受賞しデビュー。『流血女神伝』など数々のヒットシリーズを持ち、魅力的な人物造詣とリアルで血の通った歴史観で、近年一般小説ジャンルでも熱い支持を集めている。2016年『革命前夜』で大藪春彦賞、17年『また、桜の国で』で直木賞候補。その他の著書に『芙蓉千里』『神の棘』『夏空白花』など。

「2022年 『荒城に白百合ありて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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