破妖の剣(6) 鬱金の暁闇 11 (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
3.11
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086016049

作品紹介・あらすじ

全魔性の新たな女皇「雛の君」は、現世界を完全に破壊し、次に創造する世界に人間は存在させないと断言した。それを阻止するため、永い眠りから目覚めたばかりの破妖剣士・ラスは雛の君と対峙しようとする。だがその時、ラスの弟リーダイルの身体に宿った父-金の妖主「王蜜の君」が二人の前に現れて…!ラスは実父と闘わなければならないのか…?残酷すぎる運命に立ち向かったラスは…。

感想・レビュー・書評

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  • 一時は一生結末を見られないんじゃないかと思ったけど
    こんなにコンスタントに出版してくれてココロから嬉しい!!


    しかーし!

    今回。。。
    殆ど全くと言って言い程進展無し。
    雛の君との対決もなし。

    てか、ラスってめっちゃファザコンやん!
    という事実だけが克明に明らかになった1冊でした。

    ラスのファザコンについて1冊かけてとくとくと語られたという印象しかない。。。


    せっかく前巻赤男との濃厚接触でうきゃうきゃしてたのに。。。


    雛の君との対決で終焉間際だと思っていたのに
    また終わりが見えなくなってしまった。


    でもマエタマ先生があとがきで
    「最後のシーンは昔からずっと決まっている」
    っておっしゃっていたから

    そこを目指して進んでいるんだということに期待。


    しかし薄い本が続く事によって、
    恐らく他の作者さんでは2冊分で1冊500円くらいの
    金額のところ倍かかるのはきつい。。。

    かつ、ゆくゆく完結した後に
    愛蔵版みたいな、
    復刻版みたいな、
    厚みを均等にした本が再販されそうでこわい。

    おそらくそっちも買っちゃうだろうけど。
    そのときは厦門先生がイラスト全部描き直してくれないかなあ

    なんて淡い期待。

  • 本筋は、さあ対決か!?というところで、場面転換。しかも時間軸まで巻き戻るのは相変わらずです。前巻から話は進んでいませんので、この後の巻が出てからまとめて読まれたほうが精神的にいいかもしれません。以前より文体は改善されています。前はもっと一気に書かれていたと思うのですが。
    後半に彩糸の追悼(?)番外編があります。ページ薄いのに(´;ω;`)

  • チュリクの核心をつくところ、せっかちなところ、
    親バカなところが親近感をいだきます。
    壮大で先が読めないのも楽しいです

  • 冒頭でちらっと闇主登場。
    乱華の心理描写 → ラス、璃岩城で金パパとご対面。
    スラヴィエーラの一喝でなんとなく目が覚めるもトラウマ引きずってぐるぐるなラス。
    先々代城長チェリクさまの本音に凹むアーヴィヌスさま。…気の毒に。


    番外編「夢の通い路」
    これを読まなかったら藍絲パパのこと誤解?したままでした。読了後一気に株が上がったというか、鬱金で一番株上がったの紫紺の君かもしれない。切ない恋のお話。

  • 一言で言えば、ラスと王蜜の妖主との、親子の心理的な葛藤を描いた本。

    女皇に絶対的服従を示す父、王蜜の妖主の様子を見たラスは、そこに親子の情など感じられぬばかりか、父は女皇を選び、娘のラスを切り捨て、無能な者と断じたと思って心が折れかける―。という話です。

    一場面に一冊かぁ…とぼやきたいところではあります。肉親に対する極端なコンプレックスは、いい加減それだけで物語を引っ張るのは無理な題材なので、ここらでスッキリさせて欲しい。ですからそれができるなら、1冊使ったことは、後に引きずるより、まぁいいかなと甘く考えました。

    スラヴィエーラさんが王蜜パパに啖呵切るところは、スッとした!ほんと、拘っててうだうだ言ってるラスもラス(笑)。もうそろそろ脱皮しようね、って感じだったし、あの場面でさっと空気が変わりましたね。ちょっと明るい光がさした感じ。女皇に対してだって、実は王蜜パパ、なにか思うところがあって戦うのを止めてる感じに読めるんですよね。ラス寄りの思惑が隠れてるんじゃないのかなあ。女皇にも義理は立てるけど、娘にも役に立ってあげるくらいのことはしそうな感じがします。この親娘対決にまず決着つけなくちゃね。

    それと、外伝の紫紺の妖主様が麗しくて、彩糸さん絡みの物語、悲しくて綺麗で、すごくよかったです。でもね。外伝集みたいな感じで外伝だけ出して、本編を1冊にした方が読者は嬉しいのかな。それより外伝がセットでもいいから、早く次を出してくれる方がいいのかな。ちょっと複雑です。

    このシリーズについては、どんな筋書きだったか忘れないために書いてる感じのレビューになってるのでこのシリーズをご存じない方の参考には、あまりならないかなぁ。

  • 話がなかなか進まない。
    でも放置されていた期間のことを考えると、展開が遅くともこのままなんとか完結を目指してほしい。
    破妖の剣を完結してくれたら、多分前田珠子作品はもう読まない。

    未完作品ばかりなので、新たに読もうと思っている方は注意した方がいいです。十年以上放置されている作品もあるくらいなので…。

  • 進んでない。
    小分けにしないでいくぶんかまとめて出して欲しいわ…。

  • いやもうこの遅々とした展開に疲れた・・・。闇主がぱっとしませんね―今回。ラスのお父様に対する動揺っぷりがしつこくて。え、そこまでファザコンでしたっけ!?となった。それが特に気にも留めてなかった同僚の一喝で霧散するのもなんだかなー。この辺の描写って必要なの?番外編は珍しくよろしかったですね。

  • 前回もかなり時間が進んでいませんでしたが、今回もいい勝負です。
    舞台変わらず、人は…前回の引き継ぎなのでそれほども。
    ようやく(?)叫び声で走った彼は、彼女の所に到達、です。

    またしても10分くらいしか経っていません。
    今回はお父さんと、うっかりと忘れていたチームにいらした女性が
    ほとんど出張っているというか…あぁお母様も出てきてますけど。
    場面があちらへこちらへ動いている様は
    本当に最後のごたごたした状態、という感じすが
    いつになったらこのクライマックス状態は終わるのか。

    しかも、またも後ろは外伝!
    あぁなるほど、だからああいう外見をお姉さまはしていたのですか、と
    思うんですけど、こういうのはまとめて出して下さい!
    本編の、この10分間状態をどうにかしてください!!

  • 薄い。それに遅々として話が進まないし。

    とはいえ、何気に先は気になるので棄てるに捨てられないと。

    なんだかなー。

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