- Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086016049
作品紹介・あらすじ
全魔性の新たな女皇「雛の君」は、現世界を完全に破壊し、次に創造する世界に人間は存在させないと断言した。それを阻止するため、永い眠りから目覚めたばかりの破妖剣士・ラスは雛の君と対峙しようとする。だがその時、ラスの弟リーダイルの身体に宿った父-金の妖主「王蜜の君」が二人の前に現れて…!ラスは実父と闘わなければならないのか…?残酷すぎる運命に立ち向かったラスは…。
感想・レビュー・書評
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本筋は、さあ対決か!?というところで、場面転換。しかも時間軸まで巻き戻るのは相変わらずです。前巻から話は進んでいませんので、この後の巻が出てからまとめて読まれたほうが精神的にいいかもしれません。以前より文体は改善されています。前はもっと一気に書かれていたと思うのですが。
後半に彩糸の追悼(?)番外編があります。ページ薄いのに(´;ω;`) -
チュリクの核心をつくところ、せっかちなところ、
親バカなところが親近感をいだきます。
壮大で先が読めないのも楽しいです -
一言で言えば、ラスと王蜜の妖主との、親子の心理的な葛藤を描いた本。
女皇に絶対的服従を示す父、王蜜の妖主の様子を見たラスは、そこに親子の情など感じられぬばかりか、父は女皇を選び、娘のラスを切り捨て、無能な者と断じたと思って心が折れかける―。という話です。
一場面に一冊かぁ…とぼやきたいところではあります。肉親に対する極端なコンプレックスは、いい加減それだけで物語を引っ張るのは無理な題材なので、ここらでスッキリさせて欲しい。ですからそれができるなら、1冊使ったことは、後に引きずるより、まぁいいかなと甘く考えました。
スラヴィエーラさんが王蜜パパに啖呵切るところは、スッとした!ほんと、拘っててうだうだ言ってるラスもラス(笑)。もうそろそろ脱皮しようね、って感じだったし、あの場面でさっと空気が変わりましたね。ちょっと明るい光がさした感じ。女皇に対してだって、実は王蜜パパ、なにか思うところがあって戦うのを止めてる感じに読めるんですよね。ラス寄りの思惑が隠れてるんじゃないのかなあ。女皇にも義理は立てるけど、娘にも役に立ってあげるくらいのことはしそうな感じがします。この親娘対決にまず決着つけなくちゃね。
それと、外伝の紫紺の妖主様が麗しくて、彩糸さん絡みの物語、悲しくて綺麗で、すごくよかったです。でもね。外伝集みたいな感じで外伝だけ出して、本編を1冊にした方が読者は嬉しいのかな。それより外伝がセットでもいいから、早く次を出してくれる方がいいのかな。ちょっと複雑です。
このシリーズについては、どんな筋書きだったか忘れないために書いてる感じのレビューになってるのでこのシリーズをご存じない方の参考には、あまりならないかなぁ。 -
話がなかなか進まない。
でも放置されていた期間のことを考えると、展開が遅くともこのままなんとか完結を目指してほしい。
破妖の剣を完結してくれたら、多分前田珠子作品はもう読まない。
未完作品ばかりなので、新たに読もうと思っている方は注意した方がいいです。十年以上放置されている作品もあるくらいなので…。 -
進んでない。
小分けにしないでいくぶんかまとめて出して欲しいわ…。 -
前回もかなり時間が進んでいませんでしたが、今回もいい勝負です。
舞台変わらず、人は…前回の引き継ぎなのでそれほども。
ようやく(?)叫び声で走った彼は、彼女の所に到達、です。
またしても10分くらいしか経っていません。
今回はお父さんと、うっかりと忘れていたチームにいらした女性が
ほとんど出張っているというか…あぁお母様も出てきてますけど。
場面があちらへこちらへ動いている様は
本当に最後のごたごたした状態、という感じすが
いつになったらこのクライマックス状態は終わるのか。
しかも、またも後ろは外伝!
あぁなるほど、だからああいう外見をお姉さまはしていたのですか、と
思うんですけど、こういうのはまとめて出して下さい!
本編の、この10分間状態をどうにかしてください!! -
薄い。それに遅々として話が進まないし。
とはいえ、何気に先は気になるので棄てるに捨てられないと。
なんだかなー。