妖精国の恋人 黒ウサギの王子様とお茶会を (妖精国の恋人シリーズ) (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086017930

作品紹介・あらすじ

ロウランド王国の王子エリスから「契約結婚しよう」と奇妙なプロポーズを受け、妖精の島ネイヴァロンに期間限定で嫁いだケイトリン。人々が獣の姿に変えられてしまう呪いを解くため奮闘するが!?

感想・レビュー・書評

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  • シリーズものの後編。
    前巻で黒ウサギになってしまったエリス。他の使用人たちの姿は元に戻ったのにエリスだけは元の姿に戻らない。この原因をケイトリンは妖精王のせいだと思い、妖精たちをもてなそうとお茶会を開こうとするが、エリスはあまり乗り気ではない。その上、エリスはケイトリンを故郷に帰そうとする・・・。

    黒ウサギになってしまったのに何だかんだとウサギライフを楽しんでいる気がしないでもないエリス(笑)妖精の半身アシュリンと決別しながらも、どこかアシュリンのことを気にしているケイトリン。そんなケイトリンに大祖母の姿を重ねて執拗に迫る妖精王。不可思議なフクロウ、クローディアスの存在。色んな妖精も登場し、お茶会に向けて頑張るケイトリンの姿にほんわかした気持ちになったのも束の間、お茶会にやってきた妖精王がこのまま大人しくしているわけがないよね(笑)色々あったけれど、ラストはハッピーエンド。若干、ほっとかれたエピソードもあるけれど、そこは続刊が出てるみたいなのでもう少し続きを読めるのかな?ほんわかしたケイトリンとエリスの関係がけっこう好き。またエリスが黒ウサギになったら面白いのに~(笑)

  • 黒ウサギになってしまった王子をどうしたらもとに戻せるのか、牧場に帰るようにケイトリンを突き放そうとするエリス。彼の言葉に傷つきながらも、自分が何をするべきか、どうするべきか探る彼女の図です。

    今回の主題は、自分の気持ちを認め大人になること。ヒロインだけではなく、王子エリスもそれ以上に苦悩しているようで、ふでぶてしい黒ウサギが大変楽しかった。
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-3567.html

  • おもしろいけれど、二人が惹かれて行くのを
    もう少し丁寧に書いたほうがより
    おもしろかったのになと思ってしまう。

    ケイトリンに関しては、一目ぼれっぽい
    描写があったので、まぁある程度許容範囲。
    せっかくならエリスが惹かれる過程を
    もう少し細かく描いて欲しかった。
    もう少しでいいので(笑)

    ロレーヌおばあさんや、実家の家族にも
    色々話を聞いた方が、進むのじゃないかね
    主人公達よ、と言いたいが、物語なんて
    そんなもんですね。

    ウサギが今回だけというのはもったいない。
    せっかく可愛い感じのイメージなので、
    もうしばらく変身能力持続させてみては。

    前回も思ったが、いまいちケイトリンの
    能力が活かされないのが、残念。
    馬と通じあえてるのは、ほどほどで
    もう一歩珍しいと思えるくらいの
    距離にしてくれないとわかりづらい。

    そもそもなんで馬が暴れていたか、
    きちんと解決出来てないのでは・・・?
    妖精王が原因っていうだけなのか。

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