キスと帝国 漂流王女ヴァージニア・ナイトの結婚 (コバルト文庫 ま 10-26)
- 集英社 (2014年6月3日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086018081
作品紹介・あらすじ
姉に疎まれ、王国を追放された第二王女のヴァージニア。それ以来、さまざまな国を転々としてきた彼女についた愛称は「漂流王女」。ある日、青年王カルロスに求婚され、友情結婚を謳歌していたが…!?
感想・レビュー・書評
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カスカベアキラさんのイラストに引かれて購入。ものすごいラブものだったらどうしよう…と思ったけど、そんなことはなくって。とてもおもしろかったです。髪を下ろしたカルロス王めっちゃかっこいいです(*´ω`*)
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三章仕立てで、問題をクリアし、古来いいつたえの三つのキスを贈るという構成。
二人の掛け合いと、とんちの効いた駆け引きが楽しく、面白かった。
他にもいろいろ書きたいという作者の後書きから、続刊はなし?
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-3899.html -
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文章も読みやすいし、物語に勢いがあるし、ただかわいいだけじゃない、かっこいいだけじゃないヒロインとヒーロー。
あらすじでは友情結婚となっていたけど、最初からラブラブ。
こないだ読んだ「スカーレット・バード」でも思ったけど、ラノベでは少女向けでも胸の大きさをネタにしなきゃならない決まりがあるのだろうか。 -
『悪魔のような花婿』のジュリエットのように夢見るヒロインも可愛かったですが、ヴァージニアのように苦労しているからこその現実的なヒロインも素敵でした。
松田志乃ぶ氏の描くヒロイン達は本当に魅力的です。
メアリィ・アンとの直接対決がなかったのは残念でしたが、後半のライオンとの対決エピソードからエピローグ迄目が離せず一気に読みました。
エンドマークの「Fin」の文字は本文P265の「漂流王女の長い物語は、くねった『Fin』のついたハッピーエンドで終わるのだ」という台詞に掛けてあるのかなと思いました。
少女小説はロマンチックで日々の疲れが癒されます。
表紙のカルロスは少し幼く見えますが、P51の挿絵のカルロスは男前で大変格好良いです! -
この作者さんの、こういうテイストのお話が大好き。さっぱりと一冊で終わってたのもよかった。次回作楽しみです。