双子座のための殺人講座 (星座シリーズ) (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086114127

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  • 遠足の日、ノリミの貞操の危機を救ってくれた男の人は麦倉先生の古い友人だった。ところが翌日、藤堂と名乗るその彼の車が崖下に転落して行方不明に!? 明らかになる麦倉の過去の女性関係と、ノリミへの想い。コミカルでほのかで甘酸っぱい恋愛を織り込みながら、双子座の関係者を巡る事件をノリミと麦倉は無事に解決出来るのか? 生徒以上恋人未満の二人が織りなす星座シリーズ第二弾。

    前回はミステリ要素はそんなになかったのだけど今回は結構がっつりミステリ入れてきてる感じがしました。ネタバレになってしまうから詳しくは書けないけど、ぬお!やられた!って感じで。今読んでる獅子座の恋愛事情もマジかよ…ットリック仕込まれて騙されました。麦倉が社会人だからそれなりに大人で、今回だと結婚とか妊娠とか中絶とか、関係者も深い事情を抱えてるわけだけどそれがまだ高校生のノリミが主人公なのも相俟って、自分からは遠い話題だけど深刻だなって思わせる。
    でもその一方でノリミと麦倉先生のイチャイチャがも~~可愛いし、二人を応援したい私としては麦倉がどこまで本気なのか!って問いただしたい気持ち。ずっと前からノリミといつか結ばれるって思ってた設定はキュンときたけど。あれはやばい。麦倉がかなりオープンにノリミへの好意を口にしてるしまんざらでもない感じを殊更に出してるからもし本気じゃなかったらただじゃおかんぞ~~ッ!!って思うw この先どうなるんですかねッ!

  • 星座シリーズ第2巻。


    時代の古さを感じます。
    表紙に小さく「ユーモア・ミステリー」と書いてありますが、ミステリー小説を期待して読むと玉砕されるに一票。一昔前のラブコメと思って読んだ方がミステリー要素もちょっとプラスされて楽しめるんじゃないかと思います。後書きで作者自身が「ラブコメ・ミステリー」と仰ってますし。
    登場人物についてはとりあえず遠足に行った先の山の中でいきなり押し倒してくるような男子生徒は警察にでも突き出してしまへ。というか何でそんなことしてくる奴を普通に許しているのかが理解不能でした。だって別にその男子生徒が好きとかじゃないんだぜ。


    あと個人的に気になったのは作中に「飯能市」とか「名栗村」とか「秩父」とか妙に詳しく埼玉の地名が出てきたこと。後で作者紹介読んだら埼玉県出身と書かれていました。そうよね、そうでなきゃ「名栗村」は滅多に出てこないわよね。

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