龍は酔い痴れる (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 88
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086142830

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  • マクシムは本当にろくなことをしないな!
    孫はおつかれおつかれ。
    万里大人の胃が溶けそうなことばかり。
    前半に比べて後半は展開早いなぁ。

  •  梅雪楼主人が注文し、青龍にある酒房街から送られてきた、花路の祝宴に使われるはずだった酒甕の中に、しびれ薬が混入されていた。
     たまたまそれを飲んだ梅雪楼主人が被害に遭う。
     同じ物がマクシミリアンの元にも送られており、花路全体を狙った物なのか、それとも、白龍か、花路を狙った物なのか? 飛は相手の狙いを探るために、孫を青龍へと向かわせることにする。
     そんな時、敵であるはずの祥船屋敷から出てきたマクシミリアンを偶然、目撃してしまう。
     不信を覚えた飛だったが、気まぐれなマクシミリアンのこと、深く追求せずにいた。
     けれど、青龍へ旅立つ孫と燕を送り出した飛は、嫌な胸騒ぎを覚えて、マクシミリアンの部屋を訪ねる。ところが、マクシミリアンの姿はなかった。
     なんとマクシミリアンは、祥船の船で青龍へと向かったというのである。
     飛は、そんな気まぐれなマクシミリアンの後を追い、飛び乗った同じ船で、青龍へと赴くことになった。

     一方、先に青龍へ向かっていた孫と燕は、怪しい男とのいざこざに巻き込まれて、孫が一味として捕らえられてしまう。
     燕からそのことを知らされた飛は、なんとか孫を助け出そうとするが……

     ご主人様の逆襲が始まりました。
     朱龍に行くときに、飛に置き去りを食らわされたことをどうやら根に持っていたらしいマクシミリアンは、今度は敵の総本山に勝手に乗り込んで行くのに、飛を置き去りにしてしまうという仕返しを思いついたようです。
     何、そのしょうもない仕返しw

     結局、飛は、そんなマクシミリアンの協力も得ながら、なんとか孫を助け出すんですが。
     無事に白龍市への帰途に着くと思われたマクシミリアンは、今度は、青龍のお屋敷に寄り道をするという始末。

     まぁまぁまぁまぁ……。
     なんてひどいご主人様!
     どうやらマクシミリアンは思ったより飛が追いつくのが早かったことまで気に入らなかったようで、この巻では徹底的に置き去りにするようです。ひどい人……!
     そして、置き去りにされたまま、次巻に突入。

     続きがとっても気になる終わりです。
     前巻までとは攻守が逆転した二人の話……とっても面白いです。

  • 初版・1997年2月10日

  • 「龍は微睡む」で始まり、「龍は薫風を駆ける」で終わり。(と、思ったら続編が出た)
     レビューは薫風にまとめてます♪

  • 青龍からの酒に毒が入っていた。そんな中にありながら青龍に行くマクシム。花路は富浪と共に孫を行かせる予定だったが、飛も勢いで船に乗り込むハメに。しかし先に着いた孫が青龍で捕まってしまう。
    飛は彼を救うため奔走。
    相変わらずマク悪趣味です・・・・。

  • 7冊目のこの作品では、やはり追い追われる二人の関係に注目です。
    傷を負いながらも、見事に勝ちを拾って帰った飛。それを祝っての酒宴が開かれるけれど、その酒宴の席に送られた酒に毒が入れられていて。しかも同じ酒がマクシミリアンの元にも届けられていた。幸いにも封の切られていなかった酒瓶にホッとしながらも、毒酒の出所を探る花路。
    またもや青龍が絡んでいることが疑われ、孫と燕が青龍へ乗り込むことになり…。
    最後まで決して諦めない仲間思いの飛。気まぐれに手助けをしながらも、自分のしたいことはやってのけるマクシミリアン。
    青龍の思わせぶりな台詞にも要注意です。

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