- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086143394
作品紹介・あらすじ
母かもしれない玲泉が目の前で海に呑まれていくのを、どうすることもできなかった…。青龍の襲撃はくいとめたものの、飛の中で何かが崩れかけていた。『青龍』は高楼街をつかって陸路から再び白龍を狙うが、それに反発した高楼街の頭、酔熊は、青龍屋敷を見限る決定を下す。大詰めを前に飛の脳裏に浮かぶ敵の姿は、『青龍』ではなく冷たい銀灰の瞳だった…。激動の四龍島シリーズ第10弾。
感想・レビュー・書評
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読み返してると前後の巻の「つなぎ」感が否めない。
飛は走りっぱなし。この子、いつ寝るんだろう。
無茶で始まって無茶で終わる。
文海カワイソス。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
初版・1997年7月10日
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「龍は微睡む」で始まり、「龍は薫風を駆ける」で終わり。(と、思ったら続編が出た)
レビューは薫風にまとめてます♪
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どうにか街を守り、白龍屋敷で飛は青龍へ文海への書状をマクに託され万里と青龍へ向かう。
その書状には文海を奮い立たせ、ついに青龍と楽海を押さえた。しかしもう1通の書状には飛も想像もしなかった内容が!!白龍と青龍の和睦の一手ではあったが、胸騒ぎの治まらない飛。なぜ飛を青龍に向かわせたのか?その間に白龍ではマクが動いた。
なんか飛が主役だとすれば、その主人であるはずのマクが敵役に見えてきた・・・・。 -
これから先、白龍は、飛は、青龍はどうなるの!? と思わず目を見張るこの一冊。
海牙からの賊と高楼街をやり過ごした飛。けれど花路に立ち寄ることなく使いに立った青龍で、マクシミリアンの打った手に気付かされて…。
李の千雲への想いや、千雲の港への想い。悲しすぎた玲泉との別れの傷を抱えたままがむしゃらに走る飛の想い。飛を気遣う羅漢や葉林、孫の想い。全てひっくるめて、病み付きになる切なさと面白さ。飛と一緒に一気に物語の中を駆け抜けて下さい。
絵が一ページもないですが、それでも十分に楽しめる一冊ですよv