土曜日の絵本 1 (集英社文庫(コミック版))

著者 :
  • 集英社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086170475

感想・レビュー・書評

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  • 大好きだったマンガ。古本屋で見つけて衝動買いしちゃった。
    ああ懐かしい。大人になってから読むと感じ方が変わっている部分もあった。
    昔はミクちゃんのパパとママにかなりイライラしていたけど(今もちょっとするけど)、子は色々、親も色々、その色々具合をもっと楽しめるようになったみたい。

    ミクちゃん、カスミちゃん、ミチル、ヘイちゃんの仲良しちびっこ四人組は、個性バラバラだけどとっても仲良し。
    その個性も、パッと見ですぐわかる個性と、わかりやすい表の個性に包み込まれたもっとナイーブな個性や意外な個性がある。各々の抱える事情も絡まって、本当に色とりどりの人間模様に、読んでいると様々な感情が泡みたいにポコポコポコポコ湧き上がってくる。

    四人組は大の仲良しだけど、ミクちゃんの引っ越し前の大親友サブちゃんが遊びに来たときやお互いの家や家族を知ったとき、普段は地味で目立たないヘイちゃんが豊富な知識や英語力を発揮して活躍したときなど、関係性が微妙に揺れる。
    子供たちの関係性のちょっとした揺れや些細な気持ちの変化が、柔らかな絵でとても繊細に描かれていて、結構シビアな内容も含まれているのだけど、読後はなんだか気持ちがほぐれている。

    子供には子供の世界、大人には大人の世界がしっかりあり、子供たちだけでかなり大胆な遊び方や経験をたくさんしていて、読んでいるとそれなりに時代を感じる。
    今は防犯や交通量の面で子供たちから目を離すのが難しい時代だけど、子供たちが子供たちだけの世界で経験し、学び、養われていくものが確かにあるよなぁと、今の子供たちを取り巻く環境を少し物足りなくも感じた。

    娘がもう少し大きくなったときに手にとってくれると嬉しいなと思い、リビングの本棚に入れることにした。

  • よんでいくうちに4人が大好きになった。可愛くて可愛くてたまらない!

  • 何回読んでも飽きない本のひとつ。週間連載だったとは思えないほど、全ての話が繊細で丁寧なタッチで描かれています。登場人物にしても独特で、でもどこかで会ったことがあるような自然な個性を持っています。いろんな人とのすれちがいや出会いを描いた物語は、タイトルの通り絵本のようで、まとまっていて心にすっと入ってきます。特に、かすみちゃんのおばあさんの話が好きです。

  • 子供たちの日常がキラキラ。

    タイトルとお話もマッチしています。
    とにかく可愛い。

  • 小学生の頃に読んで影響を受けた。おとなも読むべき。

  • まず絵がかわいい〜。仲良し四人組の子供たちもかわいい〜。でもそれだけでない、現実のぴりりとした部分が加わり、より一層深く心に残るお話。書きながら読み返したくなってきました。うぅ。

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