永遠の野原 1 (集英社文庫(コミック版))

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086177238

感想・レビュー・書評

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  • 小説家の姉・一姫と弟ニ太郎、犬のみかんを中心としたほのぼのにいろんなスパイスが混じった日常ストーリ.

    忘れかけていた恋心と日常のちょっとしたこだわりと、友情を思い出させてくれる.

    「永遠に変わらないものなんてありえない
    だけど
    色褪せない
    なつかしい光景を思い出すたび
    みずみずしい
    幸福感がよみがえるたび
    やっぱり僕は
    永遠を
    信じてしまいたくなるんだ
    永遠にかわらぬ
    愛ってやつを」

    現実には永遠なんてありえない、思い出になるからその記憶は美しく輝く.
    美しい思い出がいっぱいつまった人生てなんだかいいじゃないか.誰にも奪われない美しいもの.
    でも、それは今ある現実にきちんと向き合って、何よりも自分の心に向き合ってこそ得られるもの.その現実なしには得られないもので、その時にはいやなことだったり、するのかもしれないけど、後に美しいものになるんだろうな.

  • 私の大好きな、モノローグたっぷりの、主人公がうだうだ悩んじゃう系のほのぼの漫画。

    一姫よりも、二太郎に感情移入してしまったよ。
    あの情けない、でも、正直な二太郎が良い。
    そして、犬好きにはたまらない「みかん」のいじらしさ。

    温もりが欲しいとき。ちょっと寂しくなりたいとき。
    そんなときにお勧め。

  • こういう漫画は是非読ませるべきである、と思う

  • 2巻の「役立たずの姫」というエピソードで号泣。
    だめな自分でもいいじゃない、と言ってくれるそういう優しい話です。
    1巻に同収の「桜色の姫」がこれまた名作です。

  • 学生の頃に読んだけど、まただいぶ大人になってから読んでも心に響く…。
    子供にも大人にも楽しめる作品なんだな~。

  • 久々の再読。 一姫も二太郎も、色々なことを抱えながら生きているの だけど、それでも、みかんと暮らす2人の生活はとても 平和でほっとする。

  • 大人買いしてしまった...。

    今年の年末年始は、これを読みなおそう。

    個人的には、名作だと思いまする。。。

  • 出てくる犬に作者の愛情を痛いほど感じる。色んな人たちの色んな恋の話。自分は性格的にみて太君に一番近いかなと思った。野沢ちゃんがパワフルで見てて楽しかった。

  • 「大人になれ」な漫画。

  • 図書館でなんとなく手にとって読んでみたらうっかり泣きそうになりました。
    こんなに言葉が綺麗で心にじんとくる漫画って初めてかもしれません。
    犬を飼っているぶん共感できる部分がたくさんありました。
    漫画によくある大げさは表現はないけれど、静かに感動させてくれます。
    2巻、3巻も読んでみたいなと思います。

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