耳をすませば (集英社文庫(コミック版))

著者 :
  • 集英社 (2005年7月15日発売)
3.84
  • (53)
  • (40)
  • (65)
  • (4)
  • (2)
本棚登録 : 473
感想 : 69
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086183383

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 映画はちゃんと見たことないので知らなかったけど、ジブリが原作だと思ってたので新たな発見でした。
    純粋に少女まんがだなぁーって自分は感じたけど、作者の柊さんが近藤喜文さんとの対談にて「典型的な少女まんがから外れた作品として本作品を描いた」って言ってて、少女まんがってひとくくりにするのはダメなんだなあって。
    一つ一つの作品にも作者のこだわりがあり、作品のコンセプトがあるっていうことを改めて実感しました。

  • 読みやすくて絵も可愛く、原作とは少し違う映画も大好きなのでかなり大切な一冊!
    柊あおいさんは名前から好きです

  • 8月、夏休み。本が大好きな中学生・雫が不思議な猫に導かれてたどりついた場所は…? 気になる少年との出会い、将来の夢、生まれて初めての気持ち…。雫の中で、なにかが変わりはじめる――。
    スタジオジブリによってアニメ化もされたファンタジックストーリー。
    【同時収録】耳をすませば 幸せな時間 解説エッセイ/鈴木敏夫 対談/近藤喜文&柊あおい あとがき/柊あおい
    スタジオ・ジブリでアニメ化されたストーリーとほぼ同じですが、細かい部分が違います。
    天沢聖司が目指しているのはヴァイオリニストではなく、絵描きであること。聖司の兄と雫のお姉さんは、付き合っている。雫の親友の夕子が、最初は聖司のイメージが悪かったけど彼の良さが分かって惹かれる一方迷っていた雫に、自分に正直になりなよと励ましたり、役割が大きくなっています。雫が書いている物語の内容も、かなり違います。
    鈴木プロデューサーによると、宮崎駿は原作を真ん中あたりしか読んでいなくて前後を想像して脚本を書いたそうです。
    作者が描ききれていなかった部分もアニメ化されたストーリーに含まれているので、その辺も含めて楽しめます。

  • 図書館で借りた本のほとんどで先に借りている人がいる事に気づいた女子中学生の物語
    言わずと知れたジブリ映画の原作

    原作とちょっと違うとは知っていたけど、その少しの違いが物語の主題まで変わっているように思える

    ・映画と原作の相違点
    雫はカントリーロードの作詞をしない
    聖司はヴァイオリンを作らずに絵を描いている
    なので、雫は歌わない
    聖司の兄、航司がいる
    聖司は告白はするが、プロポーズではない
    雫が物語を書くのは変わらず

    原作だと、どうしてもガールミーツボーイの恋愛が強めに感じられる
    映画の主題は、魔女の宅急便でも描かれているように、世間的には幼い年頃で将来の展望や目標に向かう迷いとひたむきさかな


    巻末の鈴木敏夫さんのインタビューや柊あおいさんの対談で、作品の背景を色々と知れた


    宮崎駿がマンガの序盤を読んで自分が想定したストーリーと違うと言ったのは知ってたけど、その経緯は初めて知った
    何というか、大御所のクリエイターって面白エピソードに事欠かないよなぁw

  • 思い出フィルターがかかっていると思うけど、映画も原作も大好きです。
    自分の気持ちに悩んでいながらも、相手にはっきり伝えるところは大切なこと、大人になっても新しい気付きのある何度読んでも楽しめます。

  • 「柊あおい」の少女マンガ『耳をすませば』を読みました。

    スタジオジブリ製作の劇場アニメ『耳をすませば』の原作です。

    -----story-------------
    8月、夏休み。
    本が大好きな中学生「雫」が不思議な猫に導かれてたどりついた場所は…?
    気になる少年との出会い、将来の夢、生まれて初めての気持ち…。
    「雫」の中で、なにかが変わりはじめる――。
    スタジオジブリによってアニメ化もされたファンタジックストーリー。

    【同時収録】
    『耳をすませば ~幸せな時間~』
    『解説エッセイ/鈴木敏夫』
    『対談/近藤喜文&柊あおい』
    『あとがき/柊あおい』
    -----------------------

    『りぼん』の1989年8月号から連載された作品らしいですが、当時は不人気で4話で打ち切りになったらしいです。

    原作は初めて読んだのですが、

    ○「雫」の自宅が集合住宅(市営住宅?)ではなく瀟洒な一軒家
    ○「聖司」が目指すのがバイオリン製作ではなく絵画
    ○「聖司」は一人っ子ではなく兄「航司」という兄がいる
     (「航司」は、「雫」の姉「汐」と交際している)
    ○猫が太っちょではなく黒猫[『魔女の宅急便』の「ジジ」みたい]
     (しかも2匹います)

    等々の違いがありましたが、骨子は変わっていなくて、大きな違和感はありませんでしたね。

    久しぶりに少女マンガを読みましたが、、、

    元々「萩岩睦美」作品の『銀曜日のおとぎばなし』や『小麦畑の三等星』等の幻想的な作品が好きだったので、懐かしい感じで、愉しく読めました。


    たまにはイイですね。

  •  原作があったことを漫画を見つけたことで知りました。

     ジブリの方は観たことがあったので、てっきり男の子の夢はヴァイオリン職人やと思ってたんですけど、原作やと絵描きさんなんですね。ほえー

     ものすごーーーく、ものすごく個人的にジブリ版よりも好きです。(ジブリファンの友達の目に触れた際の言い訳)

  • 雫たちの声が脳内で再生される。

  • たぶん、大昔、読んでいたと思うが、かなり久しぶりに手にしてみた。

    ジブリで映画化がされていて、それを何度となくテレビで見ていたので、頭にストーリーが入っていたが。。

    あれ?違う!あれ?
    っていうのが、読んでいての感想。

    自分の中の「耳をすませば」は、完全に映画が正となっていたらしい。
    大昔に読んでいた当時、少し苦手な作品だったように記憶している。
    今読み返しても、特に。。。というかんじがしてしまうのはなんだろ?
    映画の方が、成長という過程を楽しんでみている気がするなー。。

全69件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1985年の初連載作「星の瞳のシルエット」が大ヒットに。その後も、スタジオジブリにより映画化された「耳をすませば」「バロン 猫の男爵」や、「銀色のハーモニー」など少女たちの熱烈な支持を受ける作品を発表し続けている。

「2021年 『星屑セレナーデ 星の瞳のシルエット another story』 で使われていた紹介文から引用しています。」

柊あおいの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×