Bの戦場 2 さいたま新都心ブライダル課の機略 (集英社オレンジ文庫)
- 集英社 (2017年6月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086801379
作品紹介・あらすじ
“絶世のブス"にしてウェディングプランナーの香澄は、自称“意識の高いB専"久世課長に斜め上な求婚をされ困っていた。そんな折、中途採用の年上新人、美人で自尊心の強い財前さんの教育係を任されて…!?
感想・レビュー・書評
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主人公の香澄のことがより深く掘り下げられた巻だった。
1 は主人公と周りを取り巻く環境の確認?どのうよな話かの流れがメインだったが、今回は新たな登場人物含め香澄のウェディングプランナーとしての思い。他課長とのやりとりがより鮮明になっていった。
明らかに新たなライバル(ブス?)の登場の予感で終わったのが、面白いかったし気になる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前作に続き、一気読み。
中途採用年上新人の教育係を任され、波乱が巻き起こる。
それにしてもヒロイン香澄、なんて素敵で可愛らしい女性なんでしょう。
絶世のブス、との設定だが。
前作では生花店の店長、武内さん。
今回は久しぶりに再会した幼なじみコータくん。
もちろん久世課長にも。
香澄さん、モテまくってます。
ウエディングプランナーとしてのお仕事小説としても、本当に面白い。 -
ぶっ飛んだ設定、主人公のツッコミが面白くドラマを見ている感覚で読み終えました。
1巻に比べると結婚式の描写が多かったのがよかった。
最後に現れた新しい登場人物がこれからどう影響してくるのか…続きも楽しみ。 -
“絶世のブス”ながら、ウェディングプランナーとしてお客様の幸せのために頑張るわたし、北條香澄は、自称“意識の高いB専”久世課長に斜め上な求婚をされ困り果てていた。そんな時、中途採用の年上新人、財前さんの教育係を任される。美人で自尊心の高い財前さんと仕事のやり方で対立する中、二人で担当したお客様が「結婚式の費用が払えない」と言いだして…!?
新郎新婦の笑顔を、全力でサポートいたします。 -
ああ、続くよ・・・
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相変わらずの面白さ!
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シリーズ2作目
今回のメインエピソードも3つ
・前巻のプロポーズ騒動の朝子さんの結婚式で酔っ払って暴言を吐く叔父
・お金がないにも関わらず結婚式をする若いカップル
・参列者全員が参加するような人前式
どんな式にしたいか明確で、お金をかけることを厭わないのであれば準備は結構順調に進みますわな
経験上でも、やはりお金と手間暇がネックになるんだよなーと思う
ある程度酔っ払って陽気にはっちゃける親族というのも珍しいものでもないだろうけど、それを悪意を持ってやられたらどうしようもないな
そう言えば自分の結婚式でもプランナーさんへのサプライズ感謝の言葉はやった
司会の人から出席者に紹介してもらう程度だけどね
後に本人に聞いたところ、不自然に引き止められるのでもしやと疑ってはいたけど驚いたとのこと
まぁ、ぶっちゃけプランナーさんには感謝しかないっすわ
ご祝儀はなー それを前提とまではしないけど、ある程度は期待してしまうよね
だからといってプランナーが営業的に上乗せするのは職業倫理的にどうかと思う
考えによるんだろうけど、うちの会社の営業もそんな側面もあるからなぁ
本当にお客さんのためを思っての上乗せなのか、それとも自分の成績のためのものなのかで違うけど、それを客観的に区別する方法がないものね
人前式にも参列したことあるけど、やはりどこか間延びしている感はあるよね
「式」というからには多少の格式ばった部分は必要なんじゃないかと思うよ
神前式は本物だけど、ニセモノ神父・牧師だとしても「形式」に則る事で伝わるものってあるからね
どうしても参加型にしたいのであれば披露宴に詰め込む程度にしといたほうが良いと思う
それにしても、「ド素人が」発言のインパクトが強い
財前さん……
ブスにもの凄い形相で詰められるとかねぇ
1巻に比べてブスの特性を生かしたエピソードが少ないかな?
なのでブライダルプランナーのお仕事小説色が強い
だからこそ「ブスの機能性」発言が際立つ(笑)
遺伝的にブス遺伝子があるとして、それが適応にどう寄与するかということを考えた場合
ハンディキャップ仮説のように、「それでも生きていける」という生活力や精神力のアピールの意味はあるのか?
もしくは、容姿に関係なく魅力を感じる形質の配偶者をふるい分けられるとか?
そう言えば、顔に痣を持つ母親の美人な娘視点の戸田誠司のショートマンガがあったなぁ
美人だからこそ相手の内面の評価が難しいという側面はあるかもね
だからといって久世課長の内面の評価が高いかと言われると、そう断言できないところが苦しい… -
ヒロインがブス設定なのに脳内では可愛く想像してしまう。
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変化がないのは安心で安全で楽ちんで傷つかずにすむ。
だけど本当は変化を求めている自分もいる。
だけどその先にはどうしても幸せが待っていて欲しい。 -
シリーズ2作目も泣いて笑って忙しかった。最高のお仕事小説。