宝石商リチャード氏の謎鑑定 祝福のペリドット (集英社オレンジ文庫)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086801430

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ5


    リチャードとシャウルさんの出会いのお話


    こっちも4巻に負けず劣らずヘビーな内容


    子どもの時のキュートなリチャード坊ちゃん登場!

    とはいえ、智恵子さんに会えて良かった♪



    そしていつものお約束の、正義のボケもw


    人の強さとか、優しさとか
    たくさんの気持ちも受け取ったなぁ

    就活に悩む若者にも読ませたいw


  • リチャードの遺産相続問題のゴタゴタ内容は前巻で知れたけど、シャウル師匠とどう出会って何があったのかは未だに明かされてこなかった。
    けど、今回の巻で2人がどう出会ってなんで宝石商にリチャードがなったのかと言うきっかけが読めたのがとても楽しかった。
    シャウル師匠には是非朝が弱い弟子の話や香港での話を今後聞かせて欲しい!
    リチャードをとりまくゴタゴタ問題が解決して正義との間に流れる空気が以前よりぐっと親密で穏やかになったのが読んでいてとても心地よかった。

  • 読了。シリーズ5作目。「司祭さまと出会う前のジャン・バルジャンを可哀相って言う人に悪い人はいませんよ」というセリフが出てくる。小説の内容とは関係ないが、なぜ彼はレミゼラブルを勧められ読んでいたのか?そして彼はレミゼラブルを読み終わってどう感じたのかが気になった。
    前作でリチャードの過去が少し明かされ、今作で違う過去も明らかになり、2人を取り巻く環境や関係も楽しく読めた。

  • なるほど。
    前巻で起きた実家での事件でリチャード氏は、昔の自分をまざまざと見せつけられる体験をしたのだと、今回の過去のお話で納得しました。
    要するに2人は似たもの同士である、と。
    そりゃあ、ほうっておけませんよねえ…。

    ということで、楽しく読了しました。
    最後に。
    穂村さん、結構おめでとうございます(笑)。ほんと良かったね。

  • 表紙! リチャードがなんだかくたっとしていて、正義くんがぱりっとしている。新鮮でよかった。

    リチャードの過去話もようやっと! あの無鉄砲で投げやりに見える行動、正義くんに似ていた。リチャードと正義くんは生まれも育ちも違うけど、どこか通じ合う子どもの部分があるんだな。一介の宝石商と単なる大学生として出会ったのに、無力感に苛まれる子ども同士の心が触れ合っているさまを見ている気がする。でもたぶん、リチャードの方が少し先に大人になったので、正義くんを導いてゆけるのだなと思った。

  • 第五弾、リチャードの過去に迫る!

    いいぞ正義もっとやれ!という感じだった。笑。

  • 色々な面において完璧人間であるリチャード氏の人間くさくて体温を感じる過去話がとても面白かった。

  • 遂に正義くん就活突入!うわぁー、これからどうなるのかな。安定志向みたいだけど、この性格では良い意味で日本の職場には合わなそう笑

    今回はリチャードの過去話です。読んでいくうちに、レジに持っていくのが恥ずかしくなる笑
    カバー絵のリチャード氏の姿の意味もわかりました。

著者プロフィール

9月24日生まれ。神奈川県出身。『時泥棒と椿姫の夢』で2014年度ロマン賞を受賞。受賞作を改題・加筆改稿した『螺旋時空のラビリンス』で文庫デビュー。

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