Bの戦場 5 さいたま新都心ブライダル課の変革 (集英社オレンジ文庫)

著者 :
  • 集英社
3.87
  • (11)
  • (38)
  • (16)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 229
感想 : 16
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086802109

作品紹介・あらすじ

不本意ながら“意識の高いB専"久世課長と付き合うことになったわたし、北條香澄。外部のウェデングプロデュース会社と共同で披露宴を企画することになるが、新郎が式をしたくないと言い出し……!?

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • とにかくエンタメだしキャラも濃いし
    軽く読めるのに結婚式がテーマだから毎回じんわりくるし、本当にこのシリーズ好きすぎて色んな人におすすめしたい!

  • 今回もまた、訳有りカップルの婚礼を担当する香澄。多くの問題をクリアしていく香澄は、本当にかっこ良くて素敵。
    最後のプロデュース会社との話しが特に好き。
    花嫁の言葉「一生に一度しかない結婚式のために、その先ずっと続くはずだった毎日を失いたくない」
    そう、その通り。
    香澄の機転で、素晴らしいウエディングになりました。
    課長との関係も良い方向に進んでいて、これからの展開が楽しみ。

  • 仕事に向かう姿勢が好きです。
    「社内のことはお客様には関係ない。」こんな当たり前だけど難しいことを、当たり前のように実践しているのが格好いい。
    香澄が恋愛にちょっと前向きになってきたから、進展があるかな。と期待させてくれる巻でした。

  • “絶世のブス”ながらウェディングプランナーとして活躍するわたし、北條香澄は、たいへん不本意ながら“意識の高いB”久世課長と付き合うことになってしまった。彼氏彼女の距離がわからず戸惑うなか、外部のウェディングプロデュース会社と共同で披露宴を企画することに。最先端の演出に感銘を受けていた矢先、新郎が「結婚式をしたくない」と言い出して…。 初めての職場恋愛はトラブルだらけ!?

  • バンケットでのいろいろなことが想い出される。いい場所ではあったな。

  • ・汚れを殊更気にする新郎とただ従う花嫁のお見合いカップル
    ・ホテルのレストランウェディングの社員間のいざこざ
    ・ブライダルプロデュース会社によるブライダル

    お見合いの人達って、一昔前は「出会いはお見合いだけど、ちゃんと恋愛して結婚しました」とかって定型文のように言っていた印象がある
    個人的には結婚と恋愛って別物だと思うけど、それが一致していると思っている人が世の中には多いんでしょうなぁ
    マッチングアプリとか結婚相談所を通じた結婚が多くなった昨今、その風潮はどうなったのかね?

    あくまで個人の考えだけど、結婚はあくまで二人の関係性を表す手段であって目的ではないんだよな
    なので、結婚を目的として相手を探す行為の意味がわからないというのが正直なところ
    一緒にいたい人がいて、その人と法的に家族になる手段が結婚なんじゃねーの?
    別に付き合っているだけでも一緒にいられるけど、敢えて結婚するには理由があるわけで
    結婚したいから相手を探すというのは何とも順番が違うのではないかと未だに思ってしまう

    お見合いはそれぞれ譲れない条件があってお互いにそれを許容できる相手と出会える確率が高いという意味では有効だと思う
    お見合いとそうでない出会いの離婚率ってどっちが高いんだろうな?
    お見合いは成り行きやサンクコストを考慮せずに結婚を前提として判断する分、結婚生活の前後で意識の差異が少ないんじゃなかろうか?



    レストランスタッフがブライダルを見下したり拒否したりする気持ちもわからないでもないけど、大局的な視点が欠けているなぁと思う
    会社の売上計上のシステム上の問題はクリアされているんだから割り切ってしまえばいいのにね
    サービスマンとしての矜持ってやつかね?



    持ち込み企画のバンケット貸しがすんなり通ってよかったね
    ってか、ホテルのバンケットって結婚式専用に押さえられている方が珍しいんじゃなかろうか?
    普通はホテルってバンケット屋の側面があって、自前でウエディングというパッケージを販売する事で利益を上げてるんだよね
    場所と料理と飲み物を提供できるんだったら別に結婚式じゃなくてもいいわけで

    あと、イベントプロデュース会社の演出がすごい
    しかしまぁその凄さがそのまま新郎の問題と関わっているわけだけれどもね

    「話し合い」という名の意見の強要は確かに辛い
    最初は話し合いでそれぞれの妥協点の模索が、次第にその行為自体が苦痛になっていくというのあるからなー
    ネットでよくある、女性の言葉はすべて「私の気持ちを察しろ」、というのを実際にやられ続けると精神がやられるよ、ホント

    それにしても北條さん、当日にプラン変更とかマジパネェな
    それを了承する新郎新婦や対応するホテル側もすごいと思うけど、実際できるものなのかね?
    ま、所詮は物語ですけどねー

  • あっという間に読了‼
    どなたかも書かれてますが、香澄ちゃんてB?とふと疑問、この年齢になれば、それまでの生き方と矜持が見た目を決めるんじゃあないかな?と、美人ではなくても、可愛いのでは?と思いますね。

    ラストの話、結婚と結婚式は別なんですよね、お仕事小説の醍醐味感じました。
    最近、香澄が課長に窘められるパターンが多いですね(笑)

    高坂と安井の話は良かったです♪
    高坂の気持ち何となくわかります、切ないけど、真摯な誠実な思い、また、安井さんも受け入れる懐の深さが垣間見れました。

    課長と香澄のそう遠くない将来にも期待(笑)

  • 世界が広がると希望が広がってやりたいこともぐっと増える。
    人生は連続の選択で、それが増えることが未来が見えることとイコールではなくて悩みは増えていく。
    それでも覚悟が勇気をもって、向き合う人を増やしていきたいとも思う。
    香澄の外見だけじゃなくて仕事の姿勢を認めていて、甘やかさずに答えではなくてヒントを教えてくれる課長がかっこいい。

  • 2019/04/19 読了。

    図書館から。

    久世さんも風邪を召されるんですねと。
    北条さんの恋のが気になって仕方ない。
    財前さんが本当のこと知ったら、卒倒しそう。

    安井さんの結婚式は次巻でやるのだろうか。

    穐本さんまだ出てきそう。

  • 最早「ブス」設定などあってないようなものてある。それだけ主人公が魅力的。

全16件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

ゆきた志旗(ゆきた しき)
埼玉に帰化した地方出身者。「Bの戦場」で2016年ノベル大賞を受賞し同作でデビュー、同作は代表作・人気シリーズ化した。

ゆきた志旗の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×