- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086802857
作品紹介・あらすじ
神庭の裔が暮らす花の郷の少女・日奈は、鉄をつくり世に金気の穢れを撒き散らす黒金の大王のもとへ、輿入れすることを命じられた。
花の郷の王・異花王の妹の身代わりとしての輿入れ。
しかもそれは、裏で大王毒殺の密命を帯びたものだった。
霊力によって高い身体能力を持つ日奈だが、花の郷の外に出れば金気に蝕まれ力を発揮できなくなってしまう。
それでも異花王の命を受け、輿入れのため川で身を清めていると、川彦と名乗る怪しい男が声をかけてきた。
日奈が王の命令で輿入れすると聞いた川彦は、なぜ自分の意思のない結婚などするのだと問い詰め、それ以降たびたび日奈の前に現れるようになるのだが……?
まだ神の世と人の世が未分明だった世界を舞台にした、壮大な古代和風ファンタジー!
感想・レビュー・書評
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いつか読んだなにかの
本に、
人はたまたま生まれて
くるのであってそこに
特別な意味なんてない
と書かれていて、
腹落ちしたけど同時に
一抹の寂しさのような
ものを感じました。
ところが、本書に登場
する若き王は、
意味を持たずに生まれ
てくるって素晴らしい
ことじゃないかと言い
ます。
なぜなら自由だからだ
と。
ポジティブシンキング
ですね、なにごとも♪詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
納得のタイトル。とてもよかった
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シリーズ物ではないのだろうけど、続きが欲しくなるエンディング。出来れば川彦との愉快な再会を所望。