雛翔記 天上の花、雲下の鳥 (集英社オレンジ文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086802857

作品紹介・あらすじ

神庭の裔が暮らす花の郷の少女・日奈は、鉄をつくり世に金気の穢れを撒き散らす黒金の大王のもとへ、輿入れすることを命じられた。
花の郷の王・異花王の妹の身代わりとしての輿入れ。
しかもそれは、裏で大王毒殺の密命を帯びたものだった。
霊力によって高い身体能力を持つ日奈だが、花の郷の外に出れば金気に蝕まれ力を発揮できなくなってしまう。
それでも異花王の命を受け、輿入れのため川で身を清めていると、川彦と名乗る怪しい男が声をかけてきた。
日奈が王の命令で輿入れすると聞いた川彦は、なぜ自分の意思のない結婚などするのだと問い詰め、それ以降たびたび日奈の前に現れるようになるのだが……?
まだ神の世と人の世が未分明だった世界を舞台にした、壮大な古代和風ファンタジー!

感想・レビュー・書評

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  • いつか読んだなにかの
    本に、

    人はたまたま生まれて
    くるのであってそこに
    特別な意味なんてない
    と書かれていて、

    腹落ちしたけど同時に
    一抹の寂しさのような
    ものを感じました。

    ところが、本書に登場
    する若き王は、

    意味を持たずに生まれ
    てくるって素晴らしい
    ことじゃないかと言い
    ます。

    なぜなら自由だからだ
    と。

    ポジティブシンキング
    ですね、なにごとも♪

  • 神の庭に住む霊力のある人と、鉄をつかう人のイザコザ。(もののけ姫風)
    結果は鉄を使う人が勝ちます。

    設定は面白かったのですが、登場人物たちの恋愛模様や行動の「なぜそうなったか」のエピソードがまっっっっったく刺さらずこの評価です。(むしろそのエピソードあるかないか。。)
    一目惚れは分かったので、何か理由を教えてくれれば。。オモシレー女からの惚れはよくわからない。。旅も広く世間をみせるというけど、なんでヒーローは世間を広げさせてあげたかったのかよくわからない。。(理由は書いてあるのですが、いまいち腹落ちしない)

  • 納得のタイトル。とてもよかった

  • 綺麗に終わっているけど、再会した時に激昂されてぶん殴られる川彦を見たいような気がしないでもない。

  • シリーズ物ではないのだろうけど、続きが欲しくなるエンディング。出来れば川彦との愉快な再会を所望。

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