王女の遺言 4 ガーランド王国秘話 (集英社オレンジ文庫)

  • 集英社
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本棚登録 : 96
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086804295

作品紹介・あらすじ

死に瀕した国王の言動から、自らの出生に疑いをもったディアナ。
紆余曲折を経て、アレクシアとディアナは再会を果たすが、自分たちの出生の秘密を確かめるため、アレクシアは一人、生誕の地、小夜鳴城を目指す。
当時の生き証人から語られたのは、驚くべきふたりの血の繋がりーー。
時を同じくして国王崩御の報せがもたらされ、王位はエリアスが継承することに。だが、戴冠式当日、残酷な企みが幼い王太子を襲うーー。
ついに玉座への野心を露にした異母兄ウィラード。過去にすべてを失い、最後に“ウィラードの野心"を信じるセラフィーナ。敵対するグレンスター公爵家の、長きにわたる野望。
同じ姿をしながら別々の道を歩んできた二人の少女の、それぞれの選択とは。「それではまるで、あなたのご遺言のように聴こえますが」
王国を揺るがした王位継承身代わり陰謀劇、涙の完結巻。

感想・レビュー・書評

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  • 4巻は一気読みでした!

    大団円、なのかな。
    処刑台から助け出す、が2度目なのはまぁ致し方ないか。


    ディアナは個人的にはリーランドとくっついてほしいのだがなぁ

    2022.10.23
    167

  • 4巻一気読み。面白かった!
    王女アレクシアがかっこいい!エンディングは意外な展開に゙。気楽に楽しむことができる本。

  • ディアナを助けウィラードの企みを阻止すべく立ち上がったアレクシアやリーランドたち。ハラハラドキドキしながら一気に処刑場へ、そして大団円。
    個性豊かな登場人物、特にチラッと登場して深く印象に残るガイウスの母や優しく賢いエリアス王子が好きです。

  • 面白かった!全4巻一気読み‼︎
    素敵な主従関係だった〜
    弟くんとの会話は泣けてしまった

    2人がどうなるか気になると思ってたら続きが出ているので読むのが楽しみ!

  • 「王子と乞食」を女性にして、さらに王位継承争いを加えて描いたようです。
    王女は責任感が強くて、成り代りになった子は自分で生き抜いてきた度胸があるというどちらも良い女の子でストレスなく読めました。とりかえばや物語は大好きですし。
    王女と女の子は自分の意思で入れ替わったわけではなく、ただ王位継承争いの陰謀によってでした。王女が王女であることに「ただ責任感が強くて優しい」だけなので頑張って元の王女に戻ろうという意志が分かりづらかったです。野望でもなんでもいいからしたいことをして欲しかった…(責任とか立場ではなく…)

    王女側に強い願望や目標がなかったのでそこがちょっと物足りなく、さらっとした歴史小説を読んだという感想です

  • めちゃくちゃおもしろかった。こういう強い女の子、好みだ。結婚式まで行き着く話とかも読んでみたい。

  • 王女と物乞いの入れ替わり、最終巻!

    まず辛いのが…エリアス君が儚くなってしまった事
    毒を飲んだ時点で嫌な予感はしていたけれど、生かしてくれるものとばかり……
    姉想いで幼いながらに王になる努力をしていて、時に弱音を打ち明けるエリアス君のこと、1番の推しキャラだったよ

    でも、最終巻だけあって1番ページをめくる手が止まらない!
    ディアナがアレクシアでは無いことがばれ、処刑される事に
    そこに現れる喪服を纏うアレクシア
    2人の再会に気持ちが熱くなる!
    そして民衆に語りかけるアレクシアが本当にかっこよき
    隣に血みどろの骸があるのが正直怖いけれど、それをスルーしてしまうかっこよさ
    ディアナが無事で良かった
    そして、アレクシアは王女として遺言を残す
    彼女の国はどのような国になるのだろうか

    あと気になるのは、ディアナの恋愛模様!
    2人の男性から想われてて、これは気になってしまうではないか!笑
    あとがきを読むと、もしかしたら続きも出版されるのかな?
    そしたらとても嬉しい

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著者プロフィール

東京都出身。東京音楽大学器楽科ピアノ演奏家コース卒業。『始まりの日は空へ落ちる』で集英社ノベル大賞受賞。本書は大英帝国を舞台に若き日の小泉八雲の活躍を描いたホラーミステリー『奇譚蒐集家 小泉八雲 白衣の女』(講談社文庫)の続編にあたる。他の著作に、本シリーズの前日譚「ふりむけばそこにいる」シリーズ(講談社タイガ)、「王女の遺言」「倫敦千夜一夜物語」シリーズ(ともに集英社オレンジ文庫)、「英国マザーグース物語」シリーズ(集英社コバルト文庫)などがある。


「2022年 『奇譚蒐集家 小泉八雲 終わりなき夜に』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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