- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086804691
作品紹介・あらすじ
「やっぱり人間って、何かあったら空を見上げるじゃないですか」
マーキス島を脅かした疫病の流行は、遊馬たちの活躍でどうにか食い止められた。
しかし天災や病といった人智を越えた災難に対して、自国があまりに小さく無防備であることを痛感した国王のロデリックは、
国の行く末の不安を遊馬に吐露し、「民の教育」について夢を語る。
疫病騒ぎで封鎖されたヨビルトン集落で、遊馬やフランシスが子供たちに行った授業の評判が良かったことに触れ、
「再度彼の地に赴き、学び舎を造れ」という命令を下す。
早速、遊馬とクリストファーは教師となるハンナを連れてヨビルトンに向かうのだが、思いもよらぬ問題が浮上して・・・・・・!?
はたして、遊馬たちの「学び舎」に子供たちの笑い声は響くのか・・・!?
大人気!法医学者が描くタイムスリップ・ミステリー、待望の新刊!
感想・レビュー・書評
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「鷹匠小屋の夜」
簡潔に書かれた手紙は。
いくら高価な食材だったとしても、加工されていない物を目の前にだされたら衝撃が凄そうだよな。
城内だから安全という事はないのだから、警戒し過ぎるぐらいがいいかもな。
「学びを学ぶ」
密談は二人だけでなく。
どんな状態なのか自分の目で見てきたからこそ、今よりも力をいれるべき事だと考えたのだろうな。
一つのことだけでなく他にも要件があったからこそ、別々に話したのだろ。
「呪い、呪われ」
緊張は高まるばかりで。
運が良かったと思えるならいいが、どんな状況であれ唯一の生き残りと言われたら気味悪いかもな。
こうなる事が分かっていたのであれば、少しぐらい説明してもいいだろうに。
「静かな決意」
加護と呪いを受けし者。
どれだけ無理難題を押し付けられたとしても、自身の想いを貫き通すのであれば選択肢は一つだろ。
村を護らねばならない者としては、迷信であろうと可能性はなくしたいよな。
「静かな戦い」
直接話せないのならば。
今までにも普通にあった事だとしても、ノロワレのせいだと言うだけで簡単に日常は壊れるだろう。
傍から見れば何気ない事ばかりだが、気付かぬ内に外堀は埋まってそうだな。 -
このシリーズは始まりは物凄い困難が立ちはだかって、どれだけ続くの?と思ったら、ラスト近くでバタバタと終わるパターンが多い
今回もやっぱりそんな感じ -
久々。今回は新キャラの登場で物語がまた新しい展開に。この物語、悪人がいないのが心地よいんだよなぁ。その分アクも弱くなるが、キャラ立ちがそこそこしているので飽きずに読める
2022.12.10
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本当に久しぶりでした。
メインテーマは偏見。
最後は少しニヤニヤしてしまいました。
でもハッピーエンドは長い道のりなのかな。