「中国人」という生き方 ―ことばにみる日中文化比較 (集英社新書)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087200836

感想・レビュー・書評

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  • [ 内容 ]
    二千年来、中国は日本の文化のお手本だった。
    漢字をはじめとして中国の影響は大きい。
    でも、だからといってそのメンタリティは日中同じとは限らない。
    日本人におなじみの孔子様の礼節も、毛沢東の革命思想も、多くの中国大衆からはもっとも遠いのが実情だ。
    徹底した個人主義のくせに、一度「身内」となったら死ぬまで仲間とみなす、東アジアのしたたかな「ラテン系」民族、それが一二億の普通の中国人のありのままの姿なのだ。
    中国人を妻とした著者が、一六のことばを通じて、日本人と中国人の生活意識を考える、オモシロ比較文化論。

    [ 目次 ]
    序章 中国、中国人、そして中国語
    第1章 綱わたりの人生―中国人の平衡感覚(六四以後;学以致用;不偏不倚 ほか)
    第2章 東アジアのラテン系―中国人の熱き血潮(満腔熱血;不平則鳴;誓不甘休 ほか)
    第3章 独立自尊か、唯我独尊か?―中国人の個人主義(大歩流星;我行我素;大理人情 ほか)

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 『中国人という生き方-ことばにみる日中文化比較』田島英一。読了。中国人へのステレオタイプが和らぐ一冊。言語学的な側面でも為になる。日本のお隣の国。必読とまでは言わないが、知って損はしない。レコメンドします。

  • 2006年11月23日読了<br><br>

    昨年のゼミで使った本ですが、ちょっと読み返してみました。<br>普通に読み物として読むと結構面白かったです。<br>新鮮。

著者プロフィール

慶應義塾大学総合政策学部教授。専門分野:中国地域研究,中国市民社会論,公共宗教論,中国キリスト教系団体研究。
主要業績:『上海――大陸精神と海洋精神の融合炉』(PHP研究所,2004年),『弄ばれるナショナリズム』(朝日新聞社,2007年),『協働体主義――中間組織が開くオルタナティブ』(共編著,慶應義塾大学出版会,2009年),ほか。


「2013年 『アジアの持続可能な発展に向けて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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