人権と国家 ―世界の本質をめぐる考察 (集英社新書)

  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087203677

作品紹介・あらすじ

ラカン、マルクス、ヘーゲル等の理論を援用しつつ、哲学、政治。芸術などあらゆる分野で刺激的な論を展開している哲学者スラヴォイ・ジジェク。倫理や政治に関する最近の論文と、故郷リュブリアナ二日間にわたって行なわれた岡崎玲子によるロングインタビューとを併せ、オリジナル編集でおくるジジェク初の新書。その独特な視座からの挑発的な発言で、思想界に衝撃を与え続けるジジェクの素顔が、はじめて明かされる。

感想・レビュー・書評

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  • あまりまとまりのないインタビューと、簡単な論考2編で、体系的なものではない。
    とはいえ、ジジェクが新書で読める、というのはお手軽でいい。
    あと、ジジェク自体、どこまで本気に捉えていいものかというのは微妙だなあという気がする。大げさなポジショントークが芸風みたいなところがあるし。

  • 岡崎さんのツッコミが思ってた以上に鋭くて面白かった。

  • 人権は難しい!螺旋的思考の手がかり…(^^ゞ

  • 大学時代の授業にて。

  • 一番の恐怖は目に映らないものである。(サン・テグジュペリの逆説か?)

    すぐれた知性はいつも未来を予見するものだが、3・11後を改めて聞いてみなくても、すでにここに語られているのである。

  • 物事にとらわれずに思考を積み重ねていくこと。前提を問い直してから思考を積み重ねること。仕事術?のようにも思える方法。
     良質な対話が能力を伸ばしてくれる。社会にキチント向かい合うきっかけに。

  • 発行は2006年。この当時、まだオバマもサルコジも大統領になっていない頃の本。対談形式になっているので、ジジェクの本の中では比較的読みやすいだろう。それにしても、世の中にはまだまだ知らないことが沢山ある。
    (貸出中)

  • [ 内容 ]
    ラカン、マルクス、ヘーゲル等の理論を援用しつつ、哲学、政治。
    芸術などあらゆる分野で刺激的な論を展開している哲学者スラヴォイ・ジジェク。
    倫理や政治に関する最近の論文と、故郷リュブリアナ二日間にわたって行なわれた岡崎玲子によるロングインタビューとを併せ、オリジナル編集でおくるジジェク初の新書。
    その独特な視座からの挑発的な発言で、思想界に衝撃を与え続けるジジェクの素顔が、はじめて明かされる。

    [ 目次 ]
    ジジェク・インタビュー1 強大な世界秩序としてのユートピア 「パリ暴動と関連事項にまつわる、物議を醸す考祭」
    ジジェク・インタビュー2(文化と自由の再定義 イデオロギーは死んでいない)
    「人権の概念とその変遷」
    ジジェク・インタビュー3(暴力の分類と責任論 日本文化や旅について)

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • ジジェクの新書。初ジジェク。
    論文2本と3部構成のインタビュー。
    2本のうちの1本は俺にとって難しくてよくわからんかった。
    『ラカンはこう読め』でも読んでみようかなあ。

  • とりあえずビデオもDVDもインタネットもない実家をどうしよう、と思ったよ・笑。

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著者プロフィール

1949年、スロヴァニア生まれ。
リュブリアナ大学社会学研究所上級研究員、ロンドン大学バークベック校国際ディレクター。
ラカン派マルクス主義者として現代政治、哲学、精神分析、文化批評など多彩な活動をつづける。
翻訳された著書に、『終焉の時代を生きる』(国文社)、『ポストモダンの共産主義』(ちくま新書)、
『パララックス・ヴュー』(作品社)、『大義を忘れるな』『暴力』(ともに青土社)、
『ロベスピエール/毛沢東』(河出文庫)など多数。

「2013年 『2011 危うく夢見た一年』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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