- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087204353
作品紹介・あらすじ
世間はおかしな物差しで人の価値を計ります。「狂った」世間の物差しを捨てよ、と命じても、世間は世間の物差しを捨てられない。だとしたら私たちは世間から逃げ出すほかはありません。それではどこに行けばいいのでしょう。理想の桃源郷なんてありません。どこに逃げてもいやな所ばかりです。だから「世逃げ」には、少々のテクニックが必要なのです。その行き先は?方法は?今を生きるヒントを説く。
感想・レビュー・書評
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再読ですが、改めて感じるものが得られない読後感だったのが残念。この著者は仏教を語りながらも僧籍にはない方ですが、その浮遊感がよくない方向に出たのだと思います。
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「人間を評価するのは
人間じゃない」と言われ、
(仏さんだと言われ、)
肩の力が抜けました。
デタラメに、あきらめて、
「なんだっていいものは、なんだっていい」
と、いう風に、生きていけば良い。
読後感は、かなり良かったです。
癒されました。
このほんわかとした精神状態は、
まだしばらくは続きそうです。 -
本書で勧められる「夜逃げ」とは「精神的な夜逃げ」。「本当の夜逃げなど滅多にできる訳がないので、気持ちの中では世間の世知辛い評価基準から逃げ出して、自由な尺度で生きよ」という趣旨を新書一冊丸ごと費やして述べている。
著者は仏教の研究者でこの世界では有名な人らしいが、決してお釈迦様の教えを説いているわけではない。ただし、宗教を無視している訳でもなく、仏教でもキリスト教でもイスラム教でも何らかの宗教には、この「夜逃げ」的な機能があるというようなことを述べている。
香山⇔勝間という件のフレーム内では、もちろん香山寄りの本。禅の思想に通じるノリもあり、疲れた時に読み直すのも良いかもしれない。 -
良書です。
世の中ギスギスしていて疲れていませんか?
効率化、向上、改善・・・努力、努力、努力。
ポジティブに前向きに頑張れ、自己啓発で擦り切れそうな時に読む本です。
この本の良さをわかる人は、十分に努力した人だと思います。
この「世逃げ」が実践できれば、人生がラクになると思います。
私も少し世逃げ気味の昨今です。(^_^;) -
世間のものさしを捨てる
とても心地よい
諦めて自分の人生を生きる
ありのままを生きる
あきらめる
とても良い言葉だ
頑張らなくてもいい、そのままが美しいのだから
生きることが楽になる
良い本 -
世間の物差しにとらわれずに自由になることを、本書は勧めている。世間の物差しは商品価値の大小で人間を判断し、勝ち組と負け組とに分けている。その結果、日本社会全体がおかしな屈辱感に支配されている。負け組は屈辱感を持って生きており、勝ち組はいつ自分が転落するかとおびえながら生きているのだ。本書は世間の物差しとは別に、目盛りのない物差しを持つことを勧めている。目盛りのない物差しでは、どうだっていいものは偶然に任せ、思い通りにならないものはあきらめるのだ。たとえ、世間の物差しが悪いと判断しても、今あるがままを受け入
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ムリしなくていい、と心がラクになります。
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[ 内容 ]
狂った世間の物差しを捨て「世逃げ」しよう。
世間はおかしな物差しで価値を計ります。
そこからのがれようとしたら、私たちは世間から逃げ出すほかはありません。
精神的に世間から逃げる=「世逃げ」。
ではその行き先は?
その方法は?
[ 目次 ]
1 「世逃げ」のすすめ(世間は人間を商品価値で測っている 世間は「狂った物差し」で運営されている ほか)
2 「デタラメ」哲学(選んではいけないものを選んだ不幸 わが子の所有権はわたしにはない ほか)
3 「あきらめ」思考(家庭を「世逃げ」の避難所にしよう 正解は一つではありません ほか)
4 「いい加減」実践(ゆっくり歩けば見つかるすばらしいもの 重荷を持たず、急がずに歩こう ほか)
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