<ヴィジュアル版> 藤田嗣治 本のしごと (集英社新書)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 118
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087205978

作品紹介・あらすじ

画家・藤田嗣治が八十年を超える生涯のなかで、母国日本や第二の祖国となったフランスなどで関わった「本のしごと」-書籍や雑誌を対象とした表紙絵や挿絵-から約九十冊を、新たに公開された彼の旧蔵書を核として、国内の公共図書館、美術館や個人のコレクションを交えて紹介。パリ時代のオリジナル版画入り豪華本から、日本でのモダンな女性誌や戦時下の出版まで、そして愛妻のために見返しに少女像を描いた一冊など、貴重な図版を二〇〇点以上収録。

感想・レビュー・書評

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  • 著者長年の(たぶん)取材・研究と深い洞察によって綿密かつ丁寧に書かれている。「本のしごと」というある意味限定的なテーマでありながら、しかしフジタ芸術の全部をその行間や余白に感じさせあるいは読ませる良質な本。

  • 何でも在り。ですね!

    集英社のPR
    今なお新しい! フジタのブックワーク万華鏡
    画家藤田の「本にまつわる創作(挿画、装丁、雑誌イラスト、漫画など)」を精選し、図版中心に紹介。画題は日本のおとぎ話から、ナンシー関風の版画等、絵画作品とは違う極めて現代的な藤田の世界を一望。
    http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-720597-8&mode=1

  • ふむ

  • 藤田の仕事がまとめられている。
    美術館で見た時の記憶と補完し、より理解する事ができた。

  • 美術

  • 藤田嗣治の生涯と装丁にまつわる話
    知識がないわたしには難しかった
    ただやはり藤田嗣治の生涯は興味深いし、あの絵は大好きである

  • [ 内容 ]
    画家・藤田嗣治が八十年を超える生涯のなかで、母国日本や第二の祖国となったフランスなどで関わった「本のしごと」―書籍や雑誌を対象とした表紙絵や挿絵―から約九十冊を、新たに公開された彼の旧蔵書を核として、国内の公共図書館、美術館や個人のコレクションを交えて紹介。
    パリ時代のオリジナル版画入り豪華本から、日本でのモダンな女性誌や戦時下の出版まで、そして愛妻のために見返しに少女像を描いた一冊など、貴重な図版を二〇〇点以上収録。

    [ 目次 ]
    序曲―藤田の装幀観と、ある奇書
    第1幕 美しい本―愛書都市パリ、挿絵本との出会い
    第2幕 記憶のなかの日本―一九二〇年代パリの寵児
    幕間 洋行のエクゾティスム―一九三〇年代初頭の中南米の記憶
    第3幕 記憶のなかのフランス―一九三〇年代日本のニーズ
    第4幕 洋行文士と藤田―戦時下の日本での協働、そして
    終曲―本という小さな展示空間で

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 長い画家人生を通して関わり続けたもうひとつのフジタの顔、
    装丁や挿絵など本にかかわる仕事を展観できるハンディな本です。

    この研究をもとに「藤田嗣治と愛書都市パリ」という展覧会も開催されました。貴重な本の挿絵や書影などカラー図版も多数収録。

    動乱の時期にかつて手放した自分の装丁の本たちを、晩年の藤田が買い戻していくエピソードに彼の本への愛着とノスタルジアを感じます。

  • 藤田嗣治の本の装丁が数多く載っている。
    美しい女性の眠る顔の装丁が本当に素敵...
    それから いくつか 読みたい本もあった。

    装丁から本を探す...のも良いかなぁ〜と思う。

    古本屋さんへ行かなくちゃ
    図書館、book off アマゾン探しても見つからない...

  • 藤田嗣治に詳しい訳でも好きな訳でもなく何となく読みはじめてしまったので時間がかかってしまった。もっと勉強してから読むべきだったと実感している。

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著者プロフィール

林 洋子(はやし・ようこ) 1965年京都生まれ。東京大学大学院、パリ第一大学博士課程修了。東京都現代美術館学芸員、京都造形大学教授を経て、現在文化庁芸術文化調査官。博士(パリ第一大学)、専門は美術史、美術評論。著書に『藤田嗣治 作品をひらく』(名古屋大学出版会、サントリー学芸賞受賞)など多数。

「2016年 『藤田嗣治 妻とみへの手紙 1913-1916 上巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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