エリート×アウトロー世直し対談 (集英社新書)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087206685

作品紹介・あらすじ

東京地検特捜部検事、法務大臣官房長を歴任した元霞ヶ関エリートの堀田力と新宿歌舞伎町であらゆる悩み相談に応じる「日本駆け込み寺」の代表、玄秀盛。救済の仕組みを作る側と自殺寸前の人を水際で救う側、いわば天と地ほども立場の異なるふたりが「ドン詰まり日本」の閉塞状況を打開する方策をホンネで語り合う。人と人とがつながり、支え合う社会の構築が急がれる日本だが、互いが触れ合うぬくもりや声をかけあっての助け合いなど、ゆるいボランティアがその鍵をにぎっている。

感想・レビュー・書評

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  • [ 内容 ]
    東京地検特捜部検事、法務大臣官房長を歴任した元霞ヶ関エリートの堀田力と新宿歌舞伎町であらゆる悩み相談に応じる「日本駆け込み寺」の代表、玄秀盛。
    救済の仕組みを作る側と自殺寸前の人を水際で救う側、いわば天と地ほども立場の異なるふたりが「ドン詰まり日本」の閉塞状況を打開する方策をホンネで語り合う。
    人と人とがつながり、支え合う社会の構築が急がれる日本だが、互いが触れ合うぬくもりや声をかけあっての助け合いなど、ゆるいボランティアがその鍵をにぎっている。

    [ 目次 ]
    第1章 人助けはどうして面白いか(人生後半をボランティアに投じた理由;「HTLV‐1」を「HIV」に間違えて… ほか)
    第2章 人を助ける遺伝子(「人のために何かしたい」というDNA;傾聴ボランティアはしんどいけど ほか)
    第3章 この世に役に立たない人はいない(若者と中高年のボランティア観;今の二〇代は価値観が違う ほか)
    第4章 みんなが社会的強者に(セーフティネットは自立;日本人に根付いていない“自立”の考え方 ほか)
    第5章 無関心社会からの脱皮(中途半端な自立意識;偽善でもやったほうが上等 ほか)

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 結局人のためにやっているみたいだけど、自分のためになる。
    学校でいじめられたり、引きこもりしてた人にはボランティアを勧めたい。自分も人の役に立つんだと。
    誰もが自分の能力を活かして人生を楽しむことができれば、社会の谷間に滑り落ちる人はそうはいない。

  • 対談のカップリングの妙で読ませる。ボランティアお勧め本として秀逸。

  • 自分もなにかできないかな

  • 堀田力さんと、玄秀盛さんの対談。
    玄さんのことはこれまでまったく知らなかった。「駆け込み寺」の名前は聞いたことはあったけれど。
    内容としては、人助け、ボランティアについて書かれている。まったく学術的ではないけど、フランクな文体そのままで、めちゃくちゃいいことばかり書かれている。
    根本的に、このお二人はともにかなりヘビーな人生を送っていて、人生の深みが内容に表れていました。
    特に玄さん、見た目はいかついけど、めちゃくちゃいいひと。どんな考え方なのか、詳しく知りたいのでほかの本も読んでみたくなりました。
    みんながそれぞれの得意分野で他人に貢献できるとええなあ。

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著者プロフィール

1956年大阪西成で在日韓国人として生まれる。父親の愛人宅を転々として育つ。闇金融などの裏の社会で生きてきたが、1990年に天台宗の大阿闍梨酒井雄哉師と出会い得度。2000年、白血病ウイルス保菌者と判明。人生を180度転換し、世のため人のために生きることを決意。「13年したらワシに報告しに来い」という酒井師との約束を果たすため活動に尊心。2002年、新宿駆け込み寺を設立し、以来、2万人以上の人々の悩みの救済を行ってきた。しかし、弟子の報告を受ける前に酒井師は逝去。

「2019年 『大阿闍梨 酒井雄哉の遺言 師弟珍問答』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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