- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087207798
作品紹介・あらすじ
セナ、プロストらを擁し、F1GPで無敵を誇った「マクラーレン・ホンダ」が23年ぶりに復活する。その全盛期にホンダのスタッフとして奮闘した著者が、F1を取り巻く様々な“戦い"をリアルに綴る。
感想・レビュー・書評
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ホンダのF1活動二期がなぜ成功し、なぜ三期と四期で失敗しているのか分かる本。
この本の最後で出てくる通り、ホンダはフェラーリと違って、レースを所詮は会社の利益に繋がる一つの方策としてしか捉えていない。だから携わる社員も所詮はサラリーマン的な仕事をするんだけど、ヨーロッパの文化として、スポーツとして、ビッグビジネスとしてのF1は、それでは到底勝てない。時にはサラリーマンの枠を超えた行動、決断、仕事が必要になる。二期の時のエンジニアたちはそれを理解し厭わずやったけど、三期四期の人たちは、自分は所詮いちサラリーマン、というスタンスでしか仕事をしていない。
今のホンダでF1に携わってる人たちは読むべきじゃないかな。ま、にしてもホンダは参戦撤退を繰り返しすぎだと思いますけど… -
第2期の活動の本。技術者ではない人の見え方で、今までの本と違って面白い。やっぱ第2期が黄金期だよなぁ。
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ホンダがマクラーレンと組んで活躍した1980年代~1990年代の第二期F1活動。その活動を契約や広報などの業務から支えた著者によるF1ビジネスの実像やエピソードなどをまとめた本。マクラーレンとウィリアムズのビジネスに対する考え方の違い、グランプリシーズンが開幕したらどんなサイクルで仕事を進めるのか、ヨーロッパでのF1文化とは等、エンジニアではない裏方としてF1活動を支えた著者ならではのエピソードが満載です。当時のF1にハマッていた人なら懐かしい名前がたくさん出てきます。