国権と民権 人物で読み解く 平成「自民党」30年史 (集英社新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087210491

作品紹介・あらすじ

なぜ「安倍一強」は生まれたのか!?
平成「自民党」国権派 VS 民権派、30年の軌跡を総括する!

「安倍一強」により分断され、混迷を極める日本の政治情勢。排他的で、反知性的ともいえる自民党政治を解きほぐすのに、もはや「保守とリベラル」などというレッテル貼りは用をなさないだろう。いま本当に必要なのは、より深い歴史性と日本の政治風土を孕んだ「国権と民権」という概念ではないだろうか。
長年、朝日新聞の政治記者として厳しい政治の現場に立ち会ってきた政治コラムニスト・早野透と、国権の横暴に異を唱え続ける評論家・佐高信という、政界の裏表を知り尽す二人が、国家と民衆が真摯に対峙した自由民権運動以来の日本政治の本質に立ち返り、民権派が次第に零落し、国権派に牛耳られた平成「自民党」政治の30年を顧みる。
自民党内で民権意識のあった加藤紘一を筆頭に、小沢一郎、田中秀征、山崎拓らが目指し、果たし得なかったものとは何か。安倍自民の「暴政」を乗り越え、民権派を再生することは可能か。二人の対論から、そのヒントを探る。

【目次】
まえがき 佐高 信
第一章 加藤紘一の死
第二章 民権派の人間観
第三章 田中秀征の「民権思想」
第四章 山崎拓の「国権的民権」
第五章 小沢一郎の「革命」
第六章 民とは誰か?
あとがき 早野 透

【著者プロフィール】
●佐高 信(さたか まこと)
評論家。1945年、山形県出身。慶應義塾大学法学部卒業後、高校教師、経済誌編集長を経て現職。著書に『自民党を創価学会』『この人たちの日本国憲法』『電力と国家』、共著に『丸山眞男と田中角栄「戦後民主主義」の逆襲』『「在日」を生きる』など多数。
●早野 透(はやの とおる)
政治コラムニスト。1945年、神奈川県出身。東京大学法学部卒業後、朝日新聞社に入社。政治部次長、編集委員を歴任。著書に『田中角栄 戦後日本の悲しき自画像』『日本政治の決算』、共著に『丸山眞男と田中角栄「戦後民主主義」の逆襲』など多数。

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著者プロフィール

1945年山形県酒田市生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、郷里の高校教師、経済誌の編集長を経て、評論家となる。憲法行脚の会呼びかけ人。
近著に『新しい世界観を求めて』[寺島実郎との共著]『小沢一郎の功罪』(以上、毎日新聞社}、『平民宰相原敬伝説』(角川学芸出版)、『佐高信の俳論風発』(七つ森書館)ほか多数。

「2010年 『竹中平蔵こそ証人喚問を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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