- Amazon.co.jp ・本 (552ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087441208
感想・レビュー・書評
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東京都知事選挙が始まった。候輔はアイドル政治家・小宮カリナとトップ格闘アスリート・薬師寺康介。お互いに一歩も譲らない選挙戦の最中、小宮陣営の脳科学者・土谷荒城博士が殺害され、捜査を続ける刑事課一係と薬師寺陣営も襲撃を受ける。事件の背後には、やはり“狐”の影が・・・。灼と炯は都知事選に仕組まれた恐るべき目論見を阻止できるのか。
アニメを見たのが随分前になってしまい記憶が薄れていた分細かい描写がたくさんあり非常に満足しました。吉上先生のノベライズは厚みがすごいのでいつも期待していますが、きちんとアニメをさらに掘り下げる丁寧な仕事で安心して読めますね。心の中ではどう思っていたとか、表情だけでは読み切れない(特に静火などは顔に出ないのでさっぱり分からず)ので、ちょっとでも感情の描写があるとおお~こう思っていたのか~と新鮮。朱のとった行動も薄々分かってはいたものの少しずつ文章で明かされつつあってどきどきする。しかしFI編見ても全然真相が分からない(笑)続きを首を長くして待っています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アニメの内容な補完になっていた。1巻より補完多めだったように思う。各キャラの心情や背景が分かって良かった。
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注目すべきは冒頭と結びは常守朱目線で書かれているところです。<C>でもある程度核心に迫ってくれるかも?
個人的にはシビュラと共に歩んできた彼女の思いが少しですが書かれていたのでそれはぐっときましたね。
都知事のカリナがどういう人物であるかについてかなり深堀りされています。どういう信念を持って彼女は都知事を目指すのか。
梓澤好きな人は読んだ方がいい。小畑ちゃんのことをどう思っているか詳細に書かれているシーンがあります。ボリュームとしては少ないですが。
各キャラクター、アニメではおそらくこうだろうと予測する心理描写が細かめに書かれています。アニメの表現も丁寧なので大体視聴者の方の想像の通りなんじゃないかと思いました。