1974年のサマークリスマス 林美雄とパックインミュージックの時代 (集英社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087442786

作品紹介・あらすじ

深夜番組「パックインミュージック」のパーソナリティとして「人知れずに埋もれているいいもの」を発信し続けた男・林美雄を描く評伝。

感想・レビュー・書評

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  • 昨日夕刻に購入し、読み終えてしまった。

    僕自身はこの本に書かれている終盤、パックインミュージックの終焉とオールナイトニッポンの隆盛期にラジオを聴き始めた世代なので、すべてのエピソードが目新しかった。

    パーソナリティとリスナーとの繋がり、リスナー同士の連帯感は「鶴瓶・神野のぬかるみの世界」を思い出させる。

    林自身はこの本の連載時にすでに亡くなっており、彼に影響された人々、影響を与えた人のみの証言で成り立っている。
    当然、良い話ばかりでなく、人間というのはいろいろな面がある。だけどその人が掬い上げようとした対象や言葉をかけられた人にとっては、全面的な人格にかかわらず、受け取ったモノが一生残ることがあるのだ。

    一番びっくりしたのは僕の父親が集めていて、子供の頃よく眺めていた『一億人の昭和史』のうち、一冊の表紙に少年時代の林美雄が大きく映ってたこと。見覚えのある表紙だった。

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50268648

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒。文藝春秋に入社し、「週刊文春」「Sports Graphic Number」編集部等に在籍。2003年に退社後、フリーとして活動を開始。デビュー作『1976年のアントニオ猪木』が話題を呼ぶ。他著に『1993年の女子プロレス』『1985年のクラッシュ・ギャルズ』『日本レスリングの物語』『1964年のジャイアント馬場』『1974年のサマークリスマス』『1984年のUWF』がある。

「2017年 『アリ対猪木』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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