アナログ (集英社文庫)

  • 集英社
3.20
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本棚登録 : 1320
感想 : 105
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087445060

作品紹介・あらすじ

手作り模型や手書きのイラストにこだわるデザイナーの水島悟は、ある日自らが内装を手掛けた喫茶店「ピアノ」で謎めいた女性・みゆきと出会う。自分と似たような価値観を持つ彼女に徐々に惹かれていく悟。意を決して連絡先を聞くも、なぜか彼女は携帯を持っていなかった。そのためあえて連絡先を交換せず、毎週木曜日ピアノで会う約束を交わす。
「お互いに、会いたい気持ちがあれば会えますよ」
会える時間を大切にして、ゆっくりと関係を深めていく2人。しかし、突然彼女はピアノに現れなくなってしまい……。
毎週木曜日、同じ場所で会う約束。携帯を持たない彼女との、連絡先を交換しない“アナログ”な関係を描く、珠玉の恋愛小説。

【著者略歴】
ビートたけし
本名、北野武。漫才師、映画監督、俳優、画家、作家、歌手。
1947年1月18日、東京都足立区にある北野塗装店の御曹司として生まれる。明治大学工学部名誉卒業。歴史に残る高視聴率番組と歴史に残る低視聴率番組を数多く生み出す。
89年『その男、凶暴につき』で映画監督デビュー。97年『HANA-BI』でベネチア映画祭グランプリを受賞。2006年ガリレオ2000賞文化特別賞を受賞。08年モスクワ国際映画祭特別功労賞を受賞。10年フランス芸術文化勲章コマンドールを受章。16年レジオン・ドヌール勲章を受章。18年旭日小綬章を受章。22年ウディネ映画祭ゴールデン・マルベリー賞(生涯功労賞)を受賞。22年タシケント国際映画祭功労賞を受賞。

感想・レビュー・書評

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  • かつては、よくスマホなしで待ち合わせができていたものだと振り返る。

    まったく、ビートたけし感がない。

  • 薄い本でサクサクは読めたし、途中までは面白かった。
    読み終わっての感想は全くグッとくるところがなかったし話がベタでツッコミどころが多いし古い。
    何も心にくるものがなかった…。
    事故後のみゆきの記憶や気持ちは…????
    母親に手術積極的に受けさせるような甲斐性もないのにみゆきは養えるの??飲みにばっかり行かずに飲み代節約したり時間作ってもっと会いに行ったりお母さんに何かしたら?
    介護を仕事しながらやって介護技術を身につけたりホント大変だよ???そういう心情や突っ込んだところとか書いて欲しかったなぁ〜。最後が特に残念。

  • 天才ビートたけしが、恋愛小説を書いたら...
    【純愛作品が誕生した!】

    お笑い以外にもフライデー襲撃事件、暴力的シーンが印象的な映画等々、破天荒で男らしいイメージが強いビートたけし。
    そんな彼が満を辞して恋愛小説を書いたと知り即購入してから...積本となっていた本作にやっと手を伸ばした。

    時代背景は現代でありながらアナログ主義な水島悟と美春みゆきの恋模様が書かれる。

    ビートたけしが駆け抜けたであろう、昭和の古き良き恋愛を元にしたのだろうか。
    現代と比較すると利便性に欠けて非効率なようにも感じてしまうが
    恋愛や人間関係はそもそもオフラインの時間があるからこそ、より惹かれていく部分もあるよな。
    と再認識させられる。

    登場人物の情報が少なく感じた部分は否めないがタイトル通りアナログがテーマの作品であるので整合性は取れている。

    小説の中で多々見られる友人や母とのやりとりは
    ビートたけしについて調べると本人らしさがより感じられ、ありふれた恋愛小説とはまた少し違った印象になった。

    ------------

    デザイナーの水島悟はある日、自らが内装を手掛けた喫茶店「ピアノ」で謎めいた女性、みゆきと出会う。 似たような価値観を持つ彼女に徐々に惹かれていく悟。 意を決して連絡先を聞くも「お互いに会いたい気持ちがあれば会えますよ」と言われ、毎週木曜日にピアノで会う約束を交わす。

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50327520

  • 秦の始皇帝の兵馬俑へいばよう 池袋から東武東上線の東松山まで行って とくしん得心した 母であり菩薩であり天使だった 新宿の末広亭 気合いが入った時の立川談志の「芝浜」はある部分狂気だとか 阿川佐和子 彼奴等肉体関係が良好だと思うか? 

  • 美しい話だなぁ
    ただ、美しいだけだと少し物足りない。

  • インテリアデザイン?を生業とする主人公と彼を取り巻く男同志の友情と純愛のお話

  • 終わりが唐突だった。
    人物背景とか少ない気がした。

  • 最後の20ページが怒涛の展開。悟のことが一気にかっこよく見えた。愛は素晴らしい。自分の生涯をかけた最大プロジェクトだと言えるか。

  • ゆったりまったり読み進めていこう。

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著者プロフィール

1947年東京都足立区生まれ。浅草フランス座で芸人としてデビュー後、1972年に漫才コンビ「ツービート」を結成、人間の「建前と本音」「理想と現実」との落差を舌鋒鋭く突きまくる芸風で漫才ブームの牽引役となる。テレビに進出後、『オレたちひょうきん族』『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』などの人気番組を次々と手掛ける。映画監督としても『その男、凶暴につき』『ソナチネ』『HANA-BI』などの話題作を多数世に送り出す。2016年にレジオン・ドヌール勲章、2018年には旭日小綬章を受章。近年は小説執筆にも力を入れている。著書に『弔辞』(講談社)、『不良』(集英社)、『浅草迄』(河出書房新社)など。

「2022年 『浅草キッド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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