夫婦で行くバルカンの国々 (集英社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087450644

感想・レビュー・書評

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  • ご夫婦で行かれたバルカン半島諸国の旅行記。ツアーで行かれています。

    基本的に、どこに行った、その土地の歴史はこう。食べたのはこれ。というように、あったことを並べてある体裁の本です。

    まぁお年なので、世界を周りながら内面を見つめる的なことはもうないのでしょうが、少しはそういうテイストがあってもいいのでは?と思いました。

    ちなみに、地球の歩き方に書いていないことがいくつかあったので、そこは役に立ちました。

  • 年初に旅したクロアチア。バルカン全体のイメージをつかむための本を探し、いくつか見つけた中の柔らかい旅行記。
    作者のこってりした文体に好き嫌いはあるかもしれないが、バルカン半島の全体像を掴むにはいいんじゃないかな。
    元バックパッカーとしては、バスツアーなんて!と斜めに構えていたが、前回の旅でそのよさも知り、この本はバスツアーでありながらもアンテナの張り方次第で無理なく現地を体験することを伝えている。

  • シリーズ物の三作目。文章だけで何となくその国に旅行した気分になってしまうのは、SNSやブログが氾濫している中でプロの作家の底力を感じる。ただ自分にはほとんど知識が無い国々の旅行記だったので、Google mapや画像検索と合わせて読み進めたら面白さが増した。旅行中はたくさんの写真を撮っているということであるが、本に収録されているのは章末にモノクロの数枚だけなのが残念。

  • 40歳を越えてから海外旅行をするようになったという著者。

    旅そのものよりも旅で巡った国々に焦点を当てて紹介している。一般的な旅行記とはちょっと違うかも。

著者プロフィール

1947年愛知県生まれ。愛知教育大学教育学部国語学科卒業。1981年『昭和御前試合』でデビュー。1986年『蕎麦ときしめん』が話題となり、独自のパスティーシュ文学を確立する。1988年『国語入試問題必勝法』で第9回吉川英治文学新人賞を受賞。2009年、名古屋文化の神髄紹介とユーモアあふれる作風により第62回中日文化賞受賞。『永遠のジャック&ベティ』『金鯱の夢』『虚構市立不条理中学校』『朦朧戦記』等著書多数。また西原理恵子との共著として『おもしろくても理科』『どうころんでも社会科』『いやでも楽しめる算数』『はじめてわかる国語』などがある。

「2021年 『MONEY 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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