祈りの朝 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087452150

作品紹介・あらすじ

安優海は臨月を迎え産休中。夫が寝言で女性の名前を呼び、浮気を疑い始める。女性に会おうとするが予測不可能な事態に……。東日本大震災からの再生と家族の希望を描く感涙ミステリー。(解説/吉田伸子)

感想・レビュー・書評

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  • 期待外れ!!

    裏表紙に「東日本大震災からの再生と家族の希望を描く感涙ミステリー。心揺さぶる衝撃の問題作」
    とありますが、全く印象が違います!!
    帯やPOPの過剰広告はマーケティング戦略として割り切れますが、裏表紙とこれだけ印象が違うのは哀しい。
    そして、その物語の落ちは自分が嫌いなパターン!!

    ストーリとしては、高校の物理教師で産休中の主人公が、大学研究職の夫の寝言から浮気を疑い始めます。
    研究室の女性ではないかと疑心暗鬼になって、その浮気相手と思われる人物に直接会いに大学に行くと、偶然卒業生と再会。
    そして、二人はなんかいい仲になりそう。やばい関係になりそう。
    なんだこの展開は(怒)!!
    さらに、そんな中、同僚教師が傷害事件に巻き込まれます。
    犯人は誰?
    さらに、さらに、妊婦を狙うレイプ魔の出現。
    さらに、さらに、さらに、後半は、物理学の難しい話やパラレルワールドの話。
    などなど、正直はちゃめちゃな展開です。

    そして、そのレイプ魔に襲われる主人公。
    そのさきどうなる?
    っとミステリー色満載ですが、落ちはSF、ファンタジーで終わります。

    その落ち至る過程で、東日本大震災が絡んでいますが、絡める必要性がわからない!

    ということで、久々にお勧めしない一冊でした。

    なんだかなぁ..

  • 裏表紙に「東日本大震災からの再生と家族の希望を描く感涙ミステリー」と書いてあったけれど、読んだ印象は違った。
    主人公は高校教師で産休中の安優海。とあることから突然夫の浮気を疑いはじめ、定期検診のあとその疑いを晴らすために行動に移すところから物語が始まるのだけど、臨月の妊婦なのに1日いっぱいこんなに行動的でいいのだろうか、とか、起こる出来事が衝撃的なことが多すぎて、しかも何かちぐはぐで、たまに見る繋がりがおかしい夢の中にいるみたいな気分になった。
    終わりまで読んでその理由は分かるのだけど、何かすっきりしない終わり方だった。

    ミステリであり、物理的要素があり、面白くはあるけれどしっくり来ない感じ。そのしっくり来ない感じが要の作品なのかもしれない。

    ただ、東日本大震災で傷ついた人は想像以上にいて、この主人公のような傷つき方をした人もいるのかもしれない、ということは思った。
    居る場所や状況、様々なタイミングが分かつ生死。それを運命と言いたくはないけれど、他にどういう言葉で表せばいいのか分からない。

  • 久しぶりに読み進めるのが苦痛だった。
    なんだろ? 
    くどい?
    冗長?

  • 寝言で別の女性の名前って気になるわ。
    直接、本人に聞いてしまいそうだけど、そうするとごまかされそうだし。

  • 夫の浮気を疑う妊婦。浮気相手ではと疑う女性のところへいこうとしたが、思わぬ展開になる。先が全く読めないまま進んでいく。

  • 妊婦である安優海は高校教師だ。
    臨月を迎え、産休を取っている。
    そんな時、夫が寝言で同じ研究室の女性の名前を呼んだ気がした。
    そこから浮気を疑い始め、その相手に会いに夫の職場へ行く。
    しかし、同僚の傷害事件や卒業生との再開や、身重にも関わらず次々と思わぬことに引き込まれていく。
    何かわからないけれど、安優海の行動に違和感を感じ始める。
    ハッキリとは描かれないけれど、東日本大震災に繋がる物語であり、そこで受けた大きな心理的な被害が描かれている。

    2018.6.3

  • 急に
    SFチックになって、ついていけなくなった

  • 物理学には無頓着な私にはなんだかこむずかしい話に思えたけれど。あの大きな地震にはそれぞれの視点があったのだろう。現実とはなにか。どれを現実とするのか。向き合いたくない何かから、逃れたいときに私たちはどうやって生きていくのか。そんなことをばんやり考えた。

  • 集英社紅白1冊目。図書館。

  • 物理学だかSFだかにオチをもってこられても、全然意味が分からない。こういうのが好きな人にはいいのかな?

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