- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087453782
感想・レビュー・書評
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登場人物自体が少ない上、
序盤でほぼ出尽くした中で、物語は進んでいく。
生まれ変わりというか、魂の伝承で自分の子供に人格が移る現象に立ち向かうドラマ。
結末はすでにわかっているがそれでも最後まで楽しめた作品でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人間関係複雑で、強姦、殺害…
いろんな要素が含まれた小説でした。
リアル感満載なのに、後半辺り、
生きていた人の考えや記憶、感情などが引き継がれるというところがあって、
なかなか面白いなと思いました。
とにかく容赦ないですね、誉田さん…(笑)
個人的には
美冴と栄治の関係が、今の自分と重ねてしまいました。
美冴は栄治が好き。でも栄治は真弓と結婚した。真弓と離婚してからまた距離が縮まる…
自分と全く同じっていう訳じゃないけど、似てるんですよね。
それくらいリアル感半端なかったです。
あと、親指って結構大事な存在なんだなーと気付かされました。 -
警察モノではない誉田作品。
でも容赦のなさは相変わらずです。
中盤からの展開が凄かった。
良い作品だと思います。 -
一度読み始めたらぐいぐい引き込まれて、一気読み。
サスペンス?ミステリー?と思っていたら、オカルト??
中だるみもなく、結末までページをめくる手は止まりませんでしたが、ある程度の悲しい結末がわかった状態で、どうしてそうなったかを追うのは切なく、苦しいものですね。 -
誉田哲也の恋愛ホラーサスペンス?
独身中年探偵と、その娘を名乗る女子高生が、連続監禁殺人事件を追う様を描いています。
「恋愛」と「サスペンス」はありますが、ホラー?な要素は・・・
むしろファンタジーに近い世界観なのでは?と思い、エンタメにカテゴライズしました(^_^;)
作品としては、色んな誉田テイストが散りばめられていて楽しめました。姫川シリーズの和田捜一課長の名前も出てきたりして、ニヤリとさせられます(^_^)
特に後半は一気読みでした。なかなか良かったと思います! -
サスペンス小説だと思いながら読み進めていたら、まさかこんな展開に進むとは。驚いたけど、切なくて面白い一冊でした。
あらすじ(背表紙より)
興信所を営む曾根崎栄治の前に、女子高生・民代が現れる。十九年前に突然姿を消した恋人・真弓が生んだ栄治の娘だと主張する彼女は、二人の人物を探してほしいと依頼する。半信半疑ながら栄治が調査を進めるうち、民代は、調査対象のどちらかが世間を騒がす残虐な連続殺人事件の犯人だと言いだし……。この子の正体は何なのか。犯人の正体はなんなのか。ノンストップ恋愛ホラーサスペンス! -
恋愛ホラーサスペンス。
展開はこの作者らしい連続監禁殺人事件だが、ホラーだけあって真相が非現実的。怖いホラーというわけでもなく、非現実的な話が私には合わなかった。