- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087460780
感想・レビュー・書評
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疾走感に乗せられてどんどん読み進められる。難しい言いまわしなども感覚的に捉えられる。
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20181028
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2006-10-00
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この人は10年も前にこんなことを考えていて、今は何を考えているのだろう。私の知っている過去は時代になっても歴史にはならないのかなぁと少し淋しい気持ちが生じた。
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前半は引き込まれたものの自分の好きな面白味とはずれていたけど、下巻残り半分になってならぐんと自分好みになって引き込まれた。割と近い将来こうなるんじゃね?って無責任に傍観してる。
初出がいつかわからないけど、ちょうど地方名がついた小説が目立ってきた頃かなそういうことかなとちょっと鳥瞰的な見方をしてしまった。
古川日出男は猫と鳥好きなのかな。
MUSICの躍動感といい今作のクロイといい、ああいうシーンや描写は心が踊る。 -
実は今更ながら告白すると、この本、もう何年も書庫にあって。
最初は表紙買いしたのよね、田島昭宇のイラストにやられて。
で、開いて数ページ読んで、あたしゃこの文体ムリムリムリ。
と、ジョジョばりに嫌悪感でページを閉じてはや数年。思えば遠くへ来たもんだ。
でもある本で高橋源一郎さん?かだれかがこれを「ぜひ読め本」のように列挙していて、
うーんそういえばと手にしたのが経緯でした。
ちなみにそのことを、たまたま本を読んでいた時に隣にいた知人にコーフン気味に
「ねね、そういえばこの本ウチにある!!面白いのかなー」と言ったら知人はふふんと笑って
「でも高橋源一郎の推薦って必ずしも面白くはないよ」
おー友よ、なんたる慧眼。
いや他の人にはいいのかもよ?
でも、あたしにはこの文体ダメでしたやはり。
ほとんどカギカッコを利用しない文章(みっちみち気味に詰まった文章)、
〜は〜だ、〜が〜する、という、投げ出されるような短い文章。
余白の少ない四角いハコに、自分がみっちりつめられているよな、
そんな息苦しさを感じて読み進めない。
最後の2行だけ、少し安心したかな。
あたしにもだって、これはわかるもん。
‥手元で振動する携帯、懐かしい番号、そうして、耳に響くおと。
忘れられないなつかしい声の持ち主。
手元の冷たい小さなデバイスからの熱で、自分の温度がとくん、と、
少しだけ跳ね上がる、その刹那を。 -
上巻の出だしにはワクワクさせられた。下巻では熱帯亜地帯と化した近未来の東京を舞台にストーリーが展開する。二人の子供が漂流の末にたどり着いた島から、村の好意で兄弟として育てられる。二人は突然の出来事で出会い、運命を基にすることになる。青年になった彼は無法化した東京へ少女を探しに・・そして二人は・・期待をしていたのだが、二人が出会う場面でお話が突然終ってしまい、すべてに中途半端な印象ばかりが残った。
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わからなかった。。
<上>はまだ何とかだけれども
理解できなくて時間がかかった。。
そのくせわからないまま終わってしまった。 -
話の脈絡がまったくない。
だけど独特の言葉遣いに引き込まれ一気に読んでしまった。
不思議な小説だ。 -
コインロッカーベイビーズみたい。
終わり方がイマイチ。