自意識過剰! (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087463514

感想・レビュー・書評

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  • 酒井順子さんだからおもしろいに決まっているのだけど、1997年に出版された本だからか、時代遅れな感じもあった。外国人に対する自意識は、正直お金を出してまで読みたいものではない。

  • 誰もが持っている“自意識過剰精神”をご自身の内面に照らし、披露してくれている作品!解説がなんと!林真理子さん!!彼女もマーガレット酒井を以前から高く評価されていることを知っていたので、出会いの話等、興味深く読みました。

  • 人気エッセイストの酒井順子先生の著書。自意識過剰でついつい相手をマウンティングして買った負けたと考えてしまう、他人にどう思われているのかを過度に気にしてしまう、わかるわかると思いながらあっという間に読み終えてしまいました。日本人は自意識過剰な集団なのかも。

  • 過剰な自意識との共存。
    エッセイ。

  • 小説以外も読んでみよう。
    で、エッセイ。

    視点が細かく、切り口が面白かった。
    けれど、いまいち印象として残るものがなかった。

    「うんうん、あるある」
    までは感じるのだけれど、
    元気が出るとか、もっと頑張ろうとか、
    そこまで思うものはなかった。

  • 『おばさん未満』が面白かったので、友達の家の本棚にあったこれも借りてみた。1994年に出た本なので、時代が変わっているところもあったけれど、最後の章の「世界の視線」で最も笑った。
    当たらずとも遠からず…。
    軽く読めます。

  • 著者の鋭い洞察力とユーモアある文章に何度か声を出して笑ってしまった。
    「ちかくの視線」は面白くノリノリで読んでいたが、「異性の視線」は逆にイライラした。
    この本は、共感できないと面白くないと思う。
    共感できないとイライラするだけ。
    逆に共感や同じような経験があると、言語化されたその思いに驚嘆や可笑しさを覚える。
    読後には読み手自身の過剰な自意識が、若干消化されるかもしれない。

  • 自意識。これほど扱いが厄介なものはない。
    これがコントロールできさえすれば、聖人君子に成れるだろう。
    男性の場合は、自分の自尊心とのバランスをとれればそれでよい。
    という単純な構造だが、
    この作者のものは、すごい。
    女性特有のしかも、掲載当時20代後半でこれでは。。。
    というほどの過剰さぶり。ここまでが、前半で、なかなか楽しめる。
    だがしかし。
    少々賢しいところがあるため、
    社会だとか、世間だとかまで出してきて、おいおいそこまで
    自意識でこじつけるか?みたいなところもあり、
    特に後半は不快ですらある。
    前半部分をもっと、掘り下げてもらった方がよいのに、
    いつもこの作者は、あるところまで行くと、他の諸相に帰納したがるのが
    いけません。

  • 言ってることはわかる。でも共感しかねる。私にはあわないなぁ。なぜかな?

  • 作者の自意識過剰ぶりとそれを冷静に解説している文章からできている。作者の自意識過剰ぶりはすごいもので、多少自意識過剰かなと思っている人はかなり励まされるのではないか。最終的に自意識と共存していくしかないのだと締めている辺り、年季の入った覚悟が見える(笑)
    自意識過剰状態を思い返して、この瞬間こう見られてるんじゃないかと思って…とか書くのは恥ずかしいだろうなぁ。すごいと思う。

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著者プロフィール

エッセイスト

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

酒井順子の作品

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