全ての装備を知恵に置き換えること (集英社文庫)

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  • 集英社
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感想 : 79
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087465006

感想・レビュー・書評

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  • 著者の石川さんは、Pole to Pole(北極から南極縦断)プロジェクトの踏破や、7大陸最高峰登頂の当時の最年少記録を作った方。本著は上記経験や著者が訪れた様々な土地について、海、山、極地、都市、大地、空の6つのテーマに分けて書いたエッセイ。様々な経験に裏付けられ、造詣の深い内容になっています。
    ただ惜しいのはわざわざ、短編のエッセイ型式にしたのが失敗である事。簡潔な文章は決してまずくはないけれど、どうも一つ一つの文章を読んでいっても、残念ながらあまり伝わって来るものがない。たぶん著者の経験と考えを数ページにまとめる事は非常に困難なのだと思います。テーマ別に分けて凝ったことをするよりも、書きたいことを延々とずらずら書けばいい。そうすれば伝わることもあるのでは。恐らく著者にはそういう著作もあると思うので、探して読んでみようと思います。

  • 迷ったときには、空を見ればいい。それはとても難しいことでもあるけれど。

  • 海、山、空、いろんなところから世界を見てきた石川さんの話。
    いろんな経験をすることが、どんな装備を揃えるよりも素晴らしいものになるってことを知った。私も、石川さんとまではいかないまでも、いろんな経験したい。
    国境の話と旅のトイレ考が面白かった。

  • 冒険界の優等生。悪くはないんだけど、ちょっと優等生すぎちゃって・・・

  • 高二でインドに行く行動力がすごい!体全体で旅をしてる感じがよいです!

  • 自分の手と足で、生きたくなる。

  • 衒いがない。これだけすごいことをしていてなんの衒いもない。なんなんだ一体。俺もこうやって、一歩ずつでいいから進んでいきたい。解説の華絵の文章も至高。

  • 77年生まれってことで10歳年上の著者。

    色んな面白い経験し過ぎでしょ。
    地球と一体化するような経験したい、けど正直そんな過酷なの求めてないってのも多々。自分なりに考えて体験しますか。

  • とにかく「小さな世界 東京」が素晴らしい。初めて一人で海外旅行に行き、空港の外に出たときの「世界の広さ」、そして「このあとどうなってしまうんだろうか?ホテルに着くことができるんだろうか」というあの独特の恐怖を味わったことがある人なら、きっと好きになれる。一つ一つの文章が短いだけに、もう少し長くまとまった著者の旅の記録を文章で読みたかったけど、これはこれで詩的で良かった

  • いい生き方をしているなぁ、と。羨ましくなるような、でも、そうは真似できないなぁ、これは、と。この先に、この人に何が待っているのかな、と楽しみになる。(11/4/23)

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著者プロフィール

冒険家、写真家

「2019年 『いま生きているという冒険 増補新版 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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