- Amazon.co.jp ・本 (536ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087465297
感想・レビュー・書評
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ダイエット!
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ダイエットコンテスト参加者の失踪にはじまるミステリ?「金のゆりかご」も硝子の~も序盤はワクワクするのに終盤盛り上がりに欠ける感。ダイエットとか美容整形とか女性的なテーマなのに表現が硬質すぎるせいかなんか上滑りしている気がした
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北川歩実1996年の作品。第2作目。
こんなにもレビューが賛否両論湧かれる人も珍しい。
突然消えた恋人…を探して主人公が行き着いた先は、ダイエットコンテスト。
熾烈な闘いの敵は自分自身。コンプレックスと戦う女の狂気と願望渦巻く世界。
美味しいもの食べたいよね。ガマンしたらそりゃ苦しいよね。
でも太りたくないから多少の運動はしてます。自分。
この人の本は、信じたらいけない!絶対ひっくり返されるのわかってるから!!
自分的には「ミスリードの達人」=ミスリーダーと勝手に思ってる。
これだけボリューミーに細かく、大胆に導かれたら予想なんて、いや予想することができなくなるよ!まぁひっくり返されるのもわかってるしね(笑)
だから読み終わるまで気が抜けない!全部わかったと思ったら…そこ違うのかよ!
北川歩実の作品は、全体のプロットを楽しむものだと思っているから、細かいこと気にしてたらきりがないね。」 -
恋人実咲が同級生千夏からの電話をきっかけに失踪した菅見。
そして、一方で激太りから合宿型のダイエットに参加する千夏。
実咲を探す中で、千夏と再開。
そして、ダイエット企画の主催会社の闇の面が見え隠れする・・・
美とダイエットは女性が永遠に追い求めるもの。
本書では、男性が追い求めるから女性も追い求めざるを得ないとし、
そのことが、犯人を狂気に走らせた。
犯人の動機としてはやや異常とも思えるもので、
そこまでの行動に走らせるのか?と思わざるを得ないが、
展開の早さ、謎の広がり等、サスペンス小説としてのレベルは高い。
2人称の視点で進む物語も、内容に厚みを持たせていると思う。
男性としても反省すべき点を感じる小説でもあった。
女性作者として、過剰なダイエットを行っている女性はもちろん、
男性全般に対しても警鐘を鳴らしている内容。
でも、ダイエットしたい。 -
北川歩実の2冊目。
タイトルが良い。
こういうテーマを扱うと、作者が男か女か結構わかるはずだけど……やっぱり女の人かな……?と邪推したりして。
最後の怒涛の展開にうわあ~ってなった。
面白くて手が離せませんでした。 -
美容痩身業界を舞台にしたミステリー小説。
前半はそこそこ楽しめたが、後半は展開がかなり強引に思えたり、それは無いだろう・・・と言うことが起き過ぎ、一気に現実味が感じられなくなる。が、それはその業界を知らないだけで、もしかしたらそれ程ヤバい業界なのかも・・・と思えてしまう部分もある。 -
中盤以降、予想を裏切らない展開が続いて
クライマックスは一昔前の2時間サスペンスドラマという感じ。