- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087465426
作品紹介・あらすじ
シャープで、鋭敏なことが優れていると世間では思われているが、本当にそうなのか!?医師としての経験や作家としての眼差しを通じて、些細なことで揺るがない「鈍さ」こそ、生きていく上で最も大切で、源になる才能だと説き明かす。恋愛関係、夫婦生活、子育て、職場、環境適応能力…。様々な局面で求められる鈍感力とは何か。先行き不透明な現代を生きぬくヒントが満載。ミリオンセラー、待望の文庫化。
感想・レビュー・書評
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いわゆる「繊細さん」を自覚しているので、その真逆とも言える「鈍感力」を持つ人は、どんな思考をしているのか、どうすれば鈍感力を習得できるのかを知りたくて読んだ。
内容としては、「鈍感力のある人の強み」「どんな思考をしているのか」は記されていたが、「どうすれば習得できるのか」までは言及されていなかったので、少し残念。
また、時代もあるのだろうが、母性神話的な話があったので、そこは「周りの大人」と読み替えて、子どもが鈍感力を獲得するために、親はどのように接すれば良いかは勉強になった。
でも、結局親にも「鈍感力」が必要ということなんだよな…。 -
自分がマイナス思考寄りなので、この本のように鈍感力を持って生きられたらもう少し楽に生きられそうと思いました。
こういい考え方もあるのか、というような考え方で読むといいかもしれません。 -
昔流行った本、という印象。
当時は読まなかったけど、最近、鈍感なほうがいいことあるなとか、仕事ができない人が周りにいて、鈍感すぎて困ることが痛感することがあったので読んでみることにした。
・優秀な人は鈍感なほうが実力発揮できそうだけど、ただの鈍感な人にはどうすれば…!!
・食中毒の話とか女性を口説く話とか、オジサン力満載…職場の話の通じないオジサンの話を聞かされているようでツラい
・副交感神経の話は参考になった -
[鹿大図書館学生選書ツアーコメント]
「鈍い」…ときいて、どんなイメージをお持ちでしょうか。あまりポジティブには捉えられないことが多いのではないでしょうか。
しかし人生ときには鈍さが必要なことも。
いやむしろ鈍感力があればあるほど人生は豊かに、面白くなるのかもしれません。
悩みごとがある、いろいろ考えてしまう…
そんなあなたに贈りたい一冊です。
[利用はコチラ/鹿大図書館OPAC]
https://catalog.lib.kagoshima-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB01775314 -
鈍感力がほしいな〜と読んでみたけど、
鈍感力の素晴らしさが語られるばかりで、
どうすればいいんだろう…となった本(・∀・)
この感想、全く鈍感じゃないな、、
鈍感に、明るい人間になりたいと思うメンタルカウンセリング通いの自分であった。 -
自分がどちらかというと繊細なので、鈍感な人が羨ましいと思いつつ読んだ。それぞれ、良いところ悪いところがあると思う。
女性についての強さを説明した文章は面白かった。
女性は男性よりも、痛みにも寒さにも強い。
鮮血をみて倒れる確率が多いのは、男性らしい。気持ちの面でも女性の方が強いということだろう。
人間の血液量は、おおよそ体重の12分の1。60キロの人の場合、5リットル。500mlのペットボトル10本分。医学の教科書的には、3分の1以上出血すると死にいたるらしい。しかしながら、女性の出産時に半分ほど出血したのにもかかわらず蘇生できた症例がある。人間の神秘を感じたし、それ以上に女性の強さを思い知った。
健康寿命の面でも、いくらか女性の方が長生きすると言われている。これも、女性の人体的な強さが関連しているのだろうか。女性は強し!
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落ち込んだ時、悩んだ時に読み返したい本
鈍感力とは、いい意味で寛容的、タフなこと。
身体も精神も健康で楽しく人生を過ごすには、他人に何を言われようと聞き流し、気にしない。
ナイーブで神経質な人の方が、そうでない人に比べ、病気になる確率が高い。
作家でもあり、医師でもある著者の経験に基づく話なので、説得力があった。
くよくよ考えるだけ、時間も無駄。健康も害すのみで何一ついいことがない。
大らかに、楽観的に自己中心的(許される範囲で)になり、楽しく健康に人生を進めていきたい。 -
おおらかな人と結婚しよう。おおらかな子供に育つのかな。
だいたい歳をとっても元気な人はひとのはなしをきいてない。だからストレスがかからない。やっぱ適当が大事だな。
相手の言うことをさほど真剣に聞かない。いつも血管が開いていて血液がサラサラ流れて健康。
なにごとにも神経質にならず、いい意味で鈍感であること。鈍感さがあってこそ、他の才能も輝きだす。仕事が多かろうがヘラヘラして、適当でいいじゃん。 -
著者、渡辺淳一さん(1933~2014年)の作品、ブクログ登録は6冊目。
本作は2007年刊行なので、著者が74歳位の時に書かれた作品になります。
本作の内容は、次のとおり。
---引用開始
シャープで、鋭敏なことが優れていると世間では思われているが、本当にそうなのか!?医師としての経験や作家としての眼差しを通じて、些細なことで揺るがない「鈍さ」こそ、生きていく上で最も大切で、源になる才能だと説き明かす。恋愛関係、夫婦生活、子育て、職場、環境適応能力…。様々な局面で求められる鈍感力とは何か。先行き不透明な現代を生きぬくヒントが満載。ミリオンセラー、待望の文庫化。
---引用終了
私のように、小さなことをいつまでもクヨクヨと考え続ける性格の方は、一読しても良いかも。 -
鈍感力の大切さは良くわかったし病気になりにくい理屈もわかった。が、男は繊細で女は鈍感など性別役割意識が強すぎ、子供を生んだ女性は強く、生んでない女性と違うなど、多様性を重視する現状からみるとかなり古い考え方。
入院したり、そんなことはありませんでしたか?
お大事にね!
入院したり、そんなことはありませんでしたか?
お大事にね!