- Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087465877
感想・レビュー・書評
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最後の話が素晴らしすぎて、登場人物みんなを抱き締めたくなります!
心があったかくなります。 -
じん・・・とくる。
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最後の章はめっちゃ良い!
ただその前の章はいらない気がするな〜。無理矢理な群像劇って感じ。
前フリが長くてつまらない小説、映画は個人的には好きくない。
まー、映画の力を伝えるという意味で1-4章は必要なのかもだけど、最後の章だけだ良いな〜(笑)
でも、
『easy come,easy go』
は俺の好きな言葉に付け加えよう(^-^)/
好きな言葉で初の横文字だからなんかカッコ良い♪(´ε` ) -
金城さんの作品は外れがない。一つの映画を中心にいろいろな話が綴られていて、次はどういう風に関係してくるんだろうっていうワクワク感が読み進めるにつれて増えていく。内容、テンポもやっぱり面白すぎてついつい頬が緩んでしまいました。
話中に出てくる映画みたいと思います! -
大好き。本を読んで何か映画を観たいと思ったのは初めてでした
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金城一紀はけっこう好きだったが
なぜこの本をもっと早くに読んでなかったのか・・・
めずらしく外れナシの作者。
次は対話篇読みまーす -
多分、読むのが2回目なので評価が低めです。
どこかしらで映画が出てくるお話の短編連作でした。
私は2話目が一番好きでした。とても怖い部分もあるけれど、一番、恋愛色が強かったからだと思います。バイト君のすごくまっすぐ恋をしている感じが素敵だと思いました。 -
『でも、何よりも大切なことを話そうとすると、いつだって言葉は僕の口をすり抜け、音にならないままどこかに消えてしまう。』
『才能っていうのは力のことだよ。でもって、力を持ってる人間は、それをひけらかすために使うか、誰かを救うために使うか、自分で選択できるんだ。』
『わたしが求めたのは知識の共有ではなく、感情と記憶の共有だった。面白かったね、と笑い合い、悲しかったね、と慰め合い、あの映画のこと覚えてる? と手を握り合いたかった。』
『この世界で起こることで俺っちに関係ないことなんて、ひとっつもねぇんだよ。うまくは言えねぇけど、ぜんぶは繋がってるんだ。』
『人類の善意が氾濫し、いまにも雨が振り出しそうだ ー 。』
『それより、いま、ベランダに出て計画のことを考えながらニヒルに川を見下ろして、ハードボイルド映画の主人公みたいな気持を味わってたんだ。』
『子供は余計な心配なんてしなくていいんだよ。子供はね、好きな食べものと、大人になったらなりたいものと、好きな女の子のことだけ考えてればいいんだよ。わかった?』
『また会えるかな?』
『わかんない。でも、また会えたらいいね』
『パソコンにばっか頼ってないで、生の人間に会って話を聞きな。目の前にいる人は、おまえに情報だけじゃなくて、もっと色んなものを与えてくれるよ』
『君が人を好きになった時に取るべき最善の方法は、その人のことをきちんと知ろうと目を凝らし、耳をすますことだ。そうすると、君はその人が自分の思っていたよりも単純ではないことに気づく。極端なことを言えば、君はその人のことを実は何も知っていなかったのを思い知る。そこに至って、普段は軽く受け流していた言動でも、きちんと意味を考えざるを得なくなる。この人の言いたいことはなんだろう?この人はなんでこんか考え方をするんだろう? ってね。難しくても決して投げ出さずにそれらの答えを出し続ける限り、君は次々に新しい問いを発するその人から目が離せなくなっていって、前よりもどんどん好きになっていく。』
『うまくは言えないけど、準備のできていない人間の前では好きな人は転ばないのではないだろうか。それはどの時代であっても変わらないのだ。きっと。』
『僕が、ほぼストーカーじゃんか! と声を上げると、ストーカーってなに? とおばあちゃんが訊いたので、僕は気を遣って、めちゃくちゃ情熱的な人のこと、と答えた。』
『簡単に手に入るものは、簡単に手から離れていってしまう、という意味よ』
『お漬物は冷蔵庫の中。お味噌汁は鍋の中。お母さんは夢の中。』