疑惑 裁判員裁判 (集英社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087466768

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  • 鶴見京介シリーズ2作目
    今回は、熊本がらみで、裁判員に選ばれた鳴沢の過去と、今回の事件の容疑者との関係が明らかになっていく物語

    被告人の保窪は妻の郁子を保険金目的で殺害したとして裁判へ。
    本人は無罪を主張するも、過去2回、結婚歴があって、同様に当時の奥さんが不審死を遂げて、保険金を手に入れている設定。
    なので、今回も保険金目的で殺害したのでは?

    その裁判で裁判員で選ばれた鳴沢は祖父母に育てられ、自分の両親との関係を探している。

    そんな、二人が裁判で被告と裁判員として出会ったところから...

    保窪が隠している真実
    鳴沢の父親の消息、死んだ母親との関係

    法廷の中で明らかになる真相
    という感じです。

    真相はやはり哀しくもあり、しんみりしたモノでした。
    それがこのシリーズの魅力かなっと

    裁判員裁判での判決に至る過程に詳しくなります(笑)

  • こういう形で出生の秘密が知らされるなんて。

著者プロフィール

一九四七年、東京都生まれ。八三年「原島弁護士の処置」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。八八年「絆」で日本推理作家協会賞、九〇年「土俵を走る殺意」で吉川英治文学新人賞を受賞。他に「仇討ち東海道」「遠山金四郎」「風烈廻り与力・青柳剣一郎」「栄次郎江戸暦」「蘭方医・宇津木新吾」「親子十手捕物帳」「八丁堀赤鬼忠孝譚」「義賊・神田小僧」シリーズなど著書多数。

「2023年 『剣の約束 はぐれ武士・松永九郎兵衛』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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