楊令伝 6 徂征の章 (集英社文庫)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087467598

感想・レビュー・書評

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  • 前回は、第5巻まで読んで、そのあとは、雑誌で途切れ途切れ読んでいた。

    一丈青扈三娘がピンチ。
    作者の情け容赦なさは、すごい。

    それにしても金国の宮廷に使える蔡福は、登場人物の中では、最も不幸な人間に思えるのだが、果たして彼に幸せはやってくるのだろうか。

  • 公孫勝が致死軍を侯真に譲り補佐に羅辰をすえると。だからこの巻の扉絵この二人なのか。
    楊令さんて呼ぶ狄成かわいい。李逵っぽくて好き。
    羌肆の軍に襲われて然としている呉用殿……肝すわりすぎ。
    そして張平に笛をやる楊令ね…
    扈三娘かっこいい。死ななくてよかった。女は自ら汚れなければ汚れない、北方先生の言葉通りの女性だと思う。

  • 方臘戦が終わり、いよいよ梁山泊 対 宋に向けての下準備。
    そして、聞煥章は念願の簄三娘を犯しまくり。
    王進と童貫の再会もあり。
    それにしても、この作品でときおりあるあだ名での呼び合いの場面。
    なんかイラッとするわ。

  • 北方先生のエロシーンの精を放つという表現が妙に記憶に残る。
    で精を放たれた女傑が因縁に決着をつける。

  • 童貫 meets 王進。心のオアシス、ビバ!子午山。

  • 「水滸伝」では漢(林冲)が女のためにその身を危険にさらしたように、本巻では女(扈三娘)が子供のために敵に身を投げ出す。
    その結末の男前っぷりまで、さすがは北方大水滸シリーズといえるものだった。
    また、本巻のエンディングの楊令の様子は、本作前半部の名場面の一つといっていいと思う。
    ますます目が離せない。

  • 梁山泊軍と宋禁軍との全面対決を間近に控えた準備期間での小さな出来事が主体となっておりました。青蓮寺の聞かん章の最期や童貫と王進のまさかの遭遇という展開が面白かったですね!
    これからの全面対決の行方と李富率いる青蓮寺がどうそれに絡んでくるのか?というところが気になります。

  • 扈三娘VS聞煥章
    宋軍との戦い迫る

  • 20130406

  • 公孫勝と侯真と致死軍

    童貫と王進

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著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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