- Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087467802
作品紹介・あらすじ
借財、なんと十数万両。破綻間際の米沢藩に迎えられた若き藩主、上杉鷹山は、検約を徹底し財政改革に取り組む。しかし因習にまみれた藩の改革は並大抵のことではない。鷹山を支えたのは「治者は民の父母であれ」という、師の細井平洲の教えであった。「恕-大切なのはやさしさと思いやり」等、日本人の美しい心を愛した"へいしゅうせんせえ"の言葉の数々。困難なときにこそ読みたい感動の一冊。
感想・レビュー・書評
-
人間塾 2019年11月の課題図書
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
童門冬二 「 細井平洲 」嚶鳴館遺草 (儒教に帝王学と財政再建を加えた思想)を物語形式でまとめた本。細井平洲は 儒教を多様化、実用化した一人だと思う
本書で紹介された ゲオルギウ「たとえ世界の終末が明日でも〜わたしは今日リンゴの木を植える」は 上杉鷹山や細井平洲の根本思想を言い当てている -
上杉鷹山の師「細井平洲」のお話。米沢藩を立て直した陰の立役者!
-
上杉鷹山を読んでいたので、理解が早かった。
-
へいしゅうせんせえ!って、説得術に、長けていた人なのだと、、、話術も、人を引き付ける技も持っていたと推測される。
破綻間際の米沢藩の若き藩主 上杉治憲の改革に携わった人物である。
わが家の先祖に、「出羽の○○か、○○の出羽か、、、ましてなりたや、殿様に、、、」と、、、言われた○○が、居たと、伝えられているが、、、、、
本当に、120万石が、四分の一になってしまったら、どのように険約して言ったらよいのか?
大変であったと推測される。
師と仰ぐ、細井平洲なる人物寄り、上杉治憲(鷹山)の方が、興味深い人物で、あった。 -
童門冬二なので躊躇いもあったけれど、購入。
ああ、「小説 上杉鷹山」と重複しまくりでがっかり。しかも、これ。昔読んだ「へいしゅうせんせえ」を改題したものだと気がついて、さらにがっかり。 -
上杉治憲(鷹山)の改革を、その師、細井平洲の立場から綴ったもの。「上杉鷹山」を補間する話。「恕」の心、すなわち相手の立場に立って考えることがその教えの肝。言うは易し行うは難し。
-
上杉鷹山は、私の最も尊敬する改革者の一人。その師である細井平洲の本ということで、非常に期待して読んだ。米沢改革に一歩突っ込んんだストーリーになっている。
ただ、残念なことに、著者の童門冬二さん、相変わらずの同じ話の繰り返し。でくれば、もっとコンパクトにして、ストーリーのポイントを表現するか、米沢以外のストーリーも加えてほしい。 -
大好きな「小説 上杉鷹山」(童門冬二著)の上杉鷹山の師である細井平洲について童門氏が小説化した本。
藩主としての在り方だけでなく、人の心をとらえる話し方など、理想論やアカデミックに囚われない、現代に通じることも多い。
内容は、「小説 上杉鷹山」ダブることも多っかたのは仕方ないが少々残念なので、☆4つ。