上杉鷹山の師 細井平洲 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
3.83
  • (4)
  • (12)
  • (6)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 114
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087467802

作品紹介・あらすじ

借財、なんと十数万両。破綻間際の米沢藩に迎えられた若き藩主、上杉鷹山は、検約を徹底し財政改革に取り組む。しかし因習にまみれた藩の改革は並大抵のことではない。鷹山を支えたのは「治者は民の父母であれ」という、師の細井平洲の教えであった。「恕-大切なのはやさしさと思いやり」等、日本人の美しい心を愛した"へいしゅうせんせえ"の言葉の数々。困難なときにこそ読みたい感動の一冊。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 人間塾 2019年11月の課題図書

  • 童門冬二 「 細井平洲 」嚶鳴館遺草 (儒教に帝王学と財政再建を加えた思想)を物語形式でまとめた本。細井平洲は 儒教を多様化、実用化した一人だと思う

    本書で紹介された ゲオルギウ「たとえ世界の終末が明日でも〜わたしは今日リンゴの木を植える」は 上杉鷹山や細井平洲の根本思想を言い当てている

  • 上杉鷹山の師「細井平洲」のお話。米沢藩を立て直した陰の立役者!

  • 上杉鷹山を読んでいたので、理解が早かった。

  • へいしゅうせんせえ!って、説得術に、長けていた人なのだと、、、話術も、人を引き付ける技も持っていたと推測される。
    破綻間際の米沢藩の若き藩主 上杉治憲の改革に携わった人物である。
    わが家の先祖に、「出羽の○○か、○○の出羽か、、、ましてなりたや、殿様に、、、」と、、、言われた○○が、居たと、伝えられているが、、、、、
    本当に、120万石が、四分の一になってしまったら、どのように険約して言ったらよいのか?
    大変であったと推測される。
    師と仰ぐ、細井平洲なる人物寄り、上杉治憲(鷹山)の方が、興味深い人物で、あった。

  • 童門冬二なので躊躇いもあったけれど、購入。
    ああ、「小説 上杉鷹山」と重複しまくりでがっかり。しかも、これ。昔読んだ「へいしゅうせんせえ」を改題したものだと気がついて、さらにがっかり。

  • 上杉治憲(鷹山)の改革を、その師、細井平洲の立場から綴ったもの。「上杉鷹山」を補間する話。「恕」の心、すなわち相手の立場に立って考えることがその教えの肝。言うは易し行うは難し。

  • 上杉鷹山は、私の最も尊敬する改革者の一人。その師である細井平洲の本ということで、非常に期待して読んだ。米沢改革に一歩突っ込んんだストーリーになっている。
    ただ、残念なことに、著者の童門冬二さん、相変わらずの同じ話の繰り返し。でくれば、もっとコンパクトにして、ストーリーのポイントを表現するか、米沢以外のストーリーも加えてほしい。

  • 大好きな「小説 上杉鷹山」(童門冬二著)の上杉鷹山の師である細井平洲について童門氏が小説化した本。
    藩主としての在り方だけでなく、人の心をとらえる話し方など、理想論やアカデミックに囚われない、現代に通じることも多い。
    内容は、「小説 上杉鷹山」ダブることも多っかたのは仕方ないが少々残念なので、☆4つ。

全9件中 1 - 9件を表示

著者プロフィール

歴史作家。東京都知事秘書、広報室長、企画調整局長、政策室長を歴任。退職後作家活動に専念。人間管理と組織の実学を歴史の中に再確認し、小説・ノンフィクションの分野に新境地を拓く。『上杉鷹山』『小説徳川吉宗』など著書は300冊を優に越える。

「2023年 『マジメと非マジメの間で』 で使われていた紹介文から引用しています。」

童門冬二の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×