青雲はるかに 上 (集英社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087472707

感想・レビュー・書評

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  • 2008年12月 3/142

  • どうも以前に読んだ気が。范叔という秦の宰相の復讐譚…になるんかな。一平民から宰相に上り詰めるまでがメインな話です。その後は早い。志は高いんだけども人材に恵まれない苦労というか。苦労の割に報われないというか。

  • 恐ろしいと思う。大器晩成なんて言葉は可愛らしすぎる人かと。谷の深さを知るものだけが高みに登れると思っても、この人ほどの深みに落ちるには自殺するより勇気がいる。

  • ◆人は強い…どん底に落とされても高みを目指すことができる。
    そう思わせる話。
    春秋戦国の秦の宰相・范雎の話です。

  • さわやか。とにかく、さわやかな立志伝。どこまでも続く道を歩く清々しさ。

  • 中国の古代史に登場した天才政治家の話である。

  • 范雎の復讐物語。范雎さんはもう少し黒くても良かったと思う。

  • 上下巻。戦国時代、屈辱的な罰を受けながらのし上がり、ついには秦の宰相にまでなった范雎の物語。何と言っても、彼の復讐の仕方が気持ちいい。すっきりとします。珍しく主人公の最期までが書かれている作品。

  • 中国の戦国時代後期、范雎(はんしょ)という、およそ歴史の教科書程度ではお目にかからない人で、初めて知りましたが、秦(の始皇帝で、これは有名)の宰相になる人なんだそうです。<BR>
    ずいぶん、女性にもてるようですが、大言壮語の割りに、母性本能をかきたてる人なんでしょうかね?<BR>
    2005/9/5

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著者プロフィール

宮城谷昌光
1945(昭和20)年、愛知県蒲郡市生れ。早稲田大学文学部卒業。出版社勤務のかたわら立原正秋に師事し、創作を始める。91(平成3)年『天空の舟』で新田次郎文学賞、『夏姫春秋』で直木賞を受賞。94年、『重耳』で芸術選奨文部大臣賞、2000年、第三回司馬遼太郎賞、01年『子産』で吉川英治文学賞、04年菊池寛賞を受賞。同年『宮城谷昌光全集』全21巻(文藝春秋)が完結した。他の著書に『奇貨居くべし』『三国志』『草原の風』『劉邦』『呉越春秋 湖底の城』など多数。

「2022年 『馬上の星 小説・馬援伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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