月曜日の水玉模様 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
3.61
  • (126)
  • (203)
  • (356)
  • (17)
  • (5)
本棚登録 : 1598
感想 : 188
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087473742

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 主人公がOL、ということでまだ子供と大人の間の大学生が主人公だった
    「ななつのこ」「魔法飛行」とはまたちょっと違った感じでした。
    でも、やっぱりあったかさと日常のワクワクがつまっていて面白かった♪
    萩のキャラが素敵(笑)
    加納先生の描く男性キャラはみんな大好き~。

  • 軽い感じで、楽しく読めました。

  • OL陶子さんがリサーチ会社調査員の萩くんと一緒に日常のちょっとした事件を解決。
    少し前の会社組織での女性の扱い、みたいなこともちょいちょい出てきて、考えさせられる。
    頼りないけど全部包みこんじゃうような萩くんが素敵。

  • 月火水木金土日。加納さんらしいミステリでした。加納さんのミステリは学生さんの話しか読んだ事が無かったので、主人公が社会人なのは新鮮でした。それに伴いミステリ部分も、企業や会社間といった大人な面を向いているので、あるいは多くの人が共感しやすいかもしれません。ただのミステリでは終わらない、加納さんの持ち味が存分に発揮されています。

  • 加納さんにはまるきっかけになった作品です(^^)
    初めて読んだとき、なんで今までこの人のこと知らんかったんやろって思いました。
    その後駒子シリーズを読んですっかり大ファンになりました。
    加納さんの『表現の仕方』がツボです。
    自分では絶対思い付かない表現なのに、めっちゃ共感するんです。

  • 短編連作7編。日常に潜むミステリー。加納さんらしい暖かい雰囲気。が、どれもこれも全てを推理させる必要はなかったのでは?パターン化してしまい、後半は食傷気味。1本1本が短いしね。ラストも無理矢理繋げた感があまり好きではなかった。さらっと読むにはいい1冊。

  • 電車の中でいつも前の席に座る男が
    最近会社の周りをうろうろしている「月曜日の水玉模様」
    病院で薬を取り違えて交換を申し出たら
    やってきたのは違う名前の男だった「火曜日の頭痛発熱」
    夢うつつで聞いた事故現場の被害者の声と
    電車の乗客の声が同じだと気づき尾行する「水曜日の探偵志願」
    ワゴンセールの人ごみの中で会った先輩と
    迷子に捕まってしまった後輩の「木曜日の迷子案内」
    取引先の社内でお金が盗まれ、
    疑われたのはアリバイの無い女性社員だった「金曜日の目撃証人」
    急に大阪への出張に向かうことになり
    乗り合わせた女の子とおしゃべりに興じる「土曜日の嫁菜寿司」
    新規取引先の企業の接待のために
    ソフトボールの試合をすることになる「日曜日の雨天決行」
    事務OL陶子と信用調査員の萩が日常の謎を解く。
    カバー:藤井康生

    日常の謎と銘打っているけれど
    使い込み、内部告発、窃盗、捨て子などなど
    結構非日常的なことばかりです。内内で解決してしまえば日常なのか。
    陶子が深刻な過去を持っているようですがどうも薄い。
    謎を先行させていて人物描写が不十分な印象を受けます。
    章題の四字熟語がみずたまもよう!

  • 加納さんの「日常の中に潜むミステリー」、結構好きです。
    誰も死なない平和な感じがいいですよね。
    今回のストーリーに登場する女性が小田急線で通勤しるのですが、中学高校と小田急線で通っていた私にとっては駅名を聞いて、状況がワカルワカル~~♪ ってちょっと嬉しかったです。
    毎日電車の中で会う二人がちょっとずつ親しくなっていく様子もほほえましかったです。

    しかし、特にときめいたわけでもドキドキワクワクしたわけでもなく、サラッと読めてしまったので2つ半

  • やっぱり加納さんの本はすぐに読み終わってしまう。とても気になる。今回は珍しく恋愛も入って(主人公がではなく恋をされる側)そのストーリーも面白かった。
    最後にこうつながるのか~といつも感心してしまう。

  • 月曜日の水玉模様/火曜日の頭痛発熱/水曜日の探偵志願/木曜日の迷子案内/金曜日の目撃証人/土曜日の嫁菜寿司/日曜日の雨天決行

全188件中 71 - 80件を表示

著者プロフィール

1966年福岡県生まれ。’92年『ななつのこ』で第3回鮎川哲也賞を受賞して作家デビュー。’95年に『ガラスの麒麟』で第48回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)、2008年『レインレイン・ボウ』で第1回京都水無月大賞を受賞。著書に『掌の中の小鳥』『ささら さや』『モノレールねこ』『ぐるぐる猿と歌う鳥』『少年少女飛行倶楽部』『七人の敵がいる』『トオリヌケ キンシ』『カーテンコール!』『いつかの岸辺に跳ねていく』『二百十番館にようこそ』などがある。

「2021年 『ガラスの麒麟 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

加納朋子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
宮部 みゆき
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×