月曜日の水玉模様 (集英社文庫)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087473742

感想・レビュー・書評

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  • 2012 8/12

  • 【再読】中小企業のOL・片桐陶子と通勤電車で出会った男性・萩の月曜日から日曜日までの物語/連作短編集/ほろ苦さと爽やかな読後感がミックス/さて、二人の関係は?/『レインレイン・ボウ』『七人の敵がいる』関連作品/

  • 2001年10月23日購入。

  • ※初回読了日不明

  • 萩のキャラクターが好きだな。
    ひょっとするといそうなところがいい。

  • 短編で読みやすく面白かった。主人公:陶子の負けず嫌いな性格や萩ののほほんとした感じもよかった。

  • 2005.09.03. 2回目ともなれば覚えてるんだけど、陶子さんが小気味よくて好き。加納さんのミステリには、いつもハッとさせられるなぁ。センスもあって、でもフツウの世界で起こりそうなことで。キャラもみんな憎めなくていい。ゆっくりペースで書く人なのが残念。

  • つらつらと再読。3回目くらいか。
    小田急が出てくるんだよね。わたし、通勤に一部小田急を使うので、駅名などに覚えがあってうんうんとうなずいてみたり。
    ホントに小田急は最悪ですよ。通勤環境劣悪ですね。私が使うのは朝は下りなのでそれほどでもないけど、上りなんかホントに…最悪。あと、夕方以降の下りも。新宿始発の下りの急行に座りたかったら、軽く20分くらい待たないとダメなんじゃないでしょうか。平気で2本あとの電車を待つ列が(しかも長いのが)できてるもんね。
    急いでるヤツはロマンスカーに乗れという態度が気に食わん。それと、朝下って夜上る人をないがしろにしすぎ…両減らして本数増やして欲しいよ、まったく。一本の路線なのに、夜10時に新宿まで行くのに4回乗り換えなきゃいけないって(しかも全部鈍行)どういうこと。

    …ってこれは感想文ではなく、小田急の悪口ですか。(笑)

    なんか、陶子の立場がわかるような歳(立場)になって、一抹の寂しさを感じるような、感じないような。
    少なくとも、最初に読んだ当時よりは陶子の気持ちがわかる…かな。
    一応ミステリ仕立てにはなっているけど、それはひとつのエッセンスであって、実際はOLである主人公の心情や変化を辿りつつ読むのが正解な本。
    読み返したのは、そういうことがわかるようになってきたからかもしれない。

  • 高校時代はソフトボール部のピッチャーでキャプテンだったOLさんを主人公に、日常生活の中の謎を調査会社勤務ののんびりした雰囲気の青年とともに解いてゆく上質のミステリ。居心地良く品が良いだけでなく、人生のいたたまれなさやしんどさもしっかり描かれていてとても面白かったです。

  • 日常の、見過ごしてしまえばなんてことなかったであろう《謎》が
    ちょっと視点を変えることによって解明されていく。

    が、書かれている会話と描写だけでそこに行き着くのは無理がないかい?
    と思う部分も多い。

    各話のサブタイトルに仕込まれたお遊びは、ちょっと楽しい。

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著者プロフィール

1966年福岡県生まれ。’92年『ななつのこ』で第3回鮎川哲也賞を受賞して作家デビュー。’95年に『ガラスの麒麟』で第48回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)、2008年『レインレイン・ボウ』で第1回京都水無月大賞を受賞。著書に『掌の中の小鳥』『ささら さや』『モノレールねこ』『ぐるぐる猿と歌う鳥』『少年少女飛行倶楽部』『七人の敵がいる』『トオリヌケ キンシ』『カーテンコール!』『いつかの岸辺に跳ねていく』『二百十番館にようこそ』などがある。

「2021年 『ガラスの麒麟 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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