年下の女友だち (集英社文庫)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087478990

感想・レビュー・書評

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  • お金持ちのお嬢さま方お悩み相談室。連作短編集。
    下世話で面白かったー。
    現実世界で他人を詮索するのは下品だと思うけど、やっぱり楽しいってことか。読後の罪悪感も嫌いじゃない。真理子先生ありがとう。

  • たいていの女が恋愛相談に乗るときは親切と好奇心と優越感をそれぞれに同じくらい持ってると私は思う。
    まさにそんな小説。

  • ちょっとこわい結末。
    でてくる女の人たちの機微には共感した。

  • 短編集。
    主人公が自分に相談してくる年下の女たちを冷静に分析している。
    相談してくる女たちも主人公の女もどこか歪んでいて、その歪み方がリアル。
    女の醜さがよく表現されていて読むと少し不快になるけどなるほどな、とも思う。

  • 2冊持ってる

  • 面白かったけどどの話も後味悪い。
    有吉 佐和子の悪女についてを思い出しながら読んだ。
    悪女については一人の女性を色々な人が語るという物語だけど
    こちらは一人の女性が年下のさまざまな女友だちについて語る話。
    やはり有吉 佐和子の方がぐぐっと読ませるけど
    これはこれで面白かった。でも読み返したくないし、本当に
    暇つぶしの本だった。

  • 『コートを買ってタグを外して
     ボタンをかけるまで
     前のコートを捨てちゃ駄目
     新しいコートが本当に自分のものになるまで
     古いコートは手放しちゃいけないのよ』

  • 概念が古い。バーキンとかいうもので色々サシはかるのも古い。

  • これはある程度本当に出会った人を元に書いてるんだと思います
    しかしこの人に女の醜さを描かせたら右に出るものはいませんね

    この本によれば、女はお金と美しさの両方を得ると
    どうしてもどこか歪んでしまう生き物らしい

    短編集だったけど、結局中身はそれだけで
    シチュエーションこそ違えど、あたしにはみんな同じに見えました

  • 林真理子さんの本が好きな人は何を読んでもハマるし、好きではない人は何を読んでもダメかもしれません。私は好きではないのですが短編集だし、と思って読んだのが間違いでした。何ていうか。。。イライラする。私の周りには絶対いないタイプの女たちばっかり出てきて全く共感できないし、仮にいたとしても絶対に関係を持ちたくないタイプの女たちばっかり。「無理」の一言に尽きます。

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著者プロフィール

1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍する。1982年、エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』を刊行し、ベストセラーとなる。86年『最終便に間に合えば』『京都まで』で「直木賞」を受賞。95年『白蓮れんれん』で「柴田錬三郎賞」、98年『みんなの秘密』で「吉川英治文学賞」、13年『アスクレピオスの愛人』で「島清恋愛文学賞」を受賞する。18年『西郷どん!』がNHK大河ドラマ原作となり、同年「紫綬褒章」を受章する。その他著書に、『葡萄が目にしみる』『不機嫌な果実』『美女入門』『下流の宴』『野心のすすめ』『愉楽にて』『小説8050』『李王家の縁談』『奇跡』等がある。

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