年下の女友だち (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 74
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087478990

感想・レビュー・書評

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  • ずっと読みたいと思っていてやっと読めた本。けれど自分が思い描いていたのと少し世界観がずれていて残念。なんだか私が日々ともだちとする恋愛話とはかけ離れた世界というか。その点でまだまだ10代は青いということか。なんかこう、年をとるごとに恋愛に夢は見れなくなっていくんだなということが、最近うっすらとわかってきたけれど、この本で身にしみたという感じ。とくに印象に残った話はないな。全体的に女っていやな生き物だなっていうことをずっと感じていました。

  • イラストレーターのエミ子は今日も年下の女から相談を受ける。
    古風でぶりっこなお嬢様の七美、美しい男しか愛せないかおり、
    コピーライターで不倫中のこずえ、
    エミ子の元旦那を巡って三角関係となる葉子と真弓、
    超美人と平凡な女の子の組み合わせの親友いずみと美由紀、
    金持ちでコンサバな結婚前の実和子、
    病院長の後妻となり遊びまわる沙織、金持ちの在日韓国人二世の日花里。
    彼女たちとの会話の中から浮かび上がるエミ子像。

    やってしまった…ハードカバーで読んだことありました。
    読みながらなんとなく覚えはあったけどかなり忘れてました。
    やっぱりこの特殊なくらい恵まれた子たちの話は
    良くも悪くも現実離れしていて割り切って読めます。

  • 女達の欲望と性…
    あっさりなのに濃厚

  • 表紙がかわいい!でも内容が好みではなかった。
    お金、結婚、容姿…とそんなのばっかりで最後のほうは飽きた。

  • 初のジャケ買い(笑)。中身は・・・金にこだわる女の物語が多め、こういう人たちって周りにも少なくないけど、仲間入りはしたくないなと身が引き締まる思い。でも結局自分もお金には困りたくないから、人生難しいのかも?

  • いつもながら同じ感想になってしまうけれど、林真理子に女性の内に秘める醜さを描かせたら右に出るものはいないと思う。

    大金持ちで、美人で…という恵まれた環境に身を置く年下女8人が、それぞれ精神的な乾きに喘いでいるそのさまが、とても哀れだった。

  • 有名女性イラストレーターやら良家の令嬢やら有閑夫人やらのねっとりした恋愛事情。

    雲の上のご婦人方のお話ってカンジだった。

    全然お金持ちでもなく優雅に恋愛ごっこできる立場でもない私には、全く共感できん…
    …と思っていたが、春から私が働く業界ではこんなお方がわんさかいるのかも、と思うと、また違う目線で読めるかもと思う。

    元旦那とその現妻たちの話は心に引っかかるものがあった。
    秘密を抱え込み生きている主人公の心情が自分と重なった。


  • かなりの良作。
    平坦な目線で描かれる年下の女たちの素顔が、色鮮やかで面白い。
    女であるが故の美醜もまた心得ているところがポイント。
    ただし、特に共感はしないが…。

  • 思わずくすりと笑ってしまう。
    いるんだもの、こういう女性。

    娯楽と時間つぶしにはぴったりの本。
    友達から知らない人の話を聞いて、適当に相槌をうってる気分。
    とくに学ぶことのない内容。
    登場人物がやたらとセレブなお嬢様なのはセレブブームに乗って書いたから??

  • 友達が貸してくれた


    こういう人いるわよね、でもこういう女の人になれない気がする。
    実際彼女たちの片鱗はどんな女も持っているが。
    男が読んだら非難轟々だろうな

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著者プロフィール

1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍する。1982年、エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』を刊行し、ベストセラーとなる。86年『最終便に間に合えば』『京都まで』で「直木賞」を受賞。95年『白蓮れんれん』で「柴田錬三郎賞」、98年『みんなの秘密』で「吉川英治文学賞」、13年『アスクレピオスの愛人』で「島清恋愛文学賞」を受賞する。18年『西郷どん!』がNHK大河ドラマ原作となり、同年「紫綬褒章」を受章する。その他著書に、『葡萄が目にしみる』『不機嫌な果実』『美女入門』『下流の宴』『野心のすすめ』『愉楽にて』『小説8050』『李王家の縁談』『奇跡』等がある。

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