お気に入りの孤独 (集英社文庫)

著者 : 田辺聖子

• 集英社 (1994年1月20日発売)

感想・レビュー・書評

[美希さんの感想 · 2013年7月28日]

タイトルからして最後こうなるだろうってのはわかってたんだけどね。あまりに自分と重なる部分が多くて、最後２章はほんと入り込んでしまった。

身の丈とは微妙にちがうけど「ニン」に合う合わないってのは幸福とはまた別なんだなぁ。

[黒猫さんの感想 · 2022年9月13日]

嫁と姑がヤバすぎて無理だったな…
1991年の本ということは30年前。30年でこんなに変わりますかね…？
豊岡が出てきた。出石という街は紅葉も雪も桜もキレイなんだって。

[milktunaさんの感想 · 2011年11月29日]

素晴らしい本です！
田辺聖子は恋愛・特に女性心理を描くのがうまい！！

もっと評価されるべき。
あたたかみある、人間味ある文章が深みを与えていると思います。

この本は、リッチな生活・マザコンな夫・夫の過去・うるさい姑などがテーマになっています。
人間の心変わりってさみしいなって思う話でした。

[maiakiさんの感想 · 2009年10月18日]

図書館にて。
ダメな男を夫に持つ主人公、でもそれを楽しんでいるような、
自分自身を客観的にとらえていて大人の小説という感じだった。
さすが田辺聖子、と毎回思う。
ラストはちょっと驚いた。

[chapさんの感想 · 2009年5月1日]

藤原紀香主演で！

著者プロフィール

1928年3月27日生まれ、大阪府大阪市出身。樟蔭女子専門学校（現・大阪樟蔭女子大）卒業。1957年、雑誌の懸賞に佳作入選した『花狩』で、デビュー。64年『感傷旅行』で「芥川賞」を受賞。以後、『花衣ぬぐやまつわる……わが愛の杉田久女』『ひねくれ一茶』『道頓堀の雨に別れて以来なり 川柳作家・岸本水府とその時代』『新源氏物語』等が受賞作となる。95年「紫綬褒章」、2000年「文化功労者」、08年「文化勲章」を受章する。19年、総胆管結石による胆管炎のため死去。91歳没。